ばったもん戦隊チャオレンジャイ再び ページ3

「五人そろって、ボインジャーファイブ!」
怪人チャオの目の前で、ポーズを決めるボインジャーファイブ。
戦う気まんまんです。

「はあ、」
おもっくそため息をはく怪人チャオ。
「だから、まちいや。悪はやっつけろって言うの?」
「そうちゃお!」
ボインジャー達は、うなずきます。
「だったらさあ、この世に刑務所も裁判所もいらんわなぁ。」

「はあ?」
「意味分からないちゃお。」
ボインジャー達は、口々に反論します。
「だって、悪はやっつけろってさあ、悪い事してるヤツ見たら、みんなでボコってそれで終りじゃん。」
「ああ、それもそうちゃおね。」
なぜか納得しちゃうボインジャー達。
「な?おかしいだろ?」
うなずくボインジャー達。
「そういう悪を更生させるのが、本当の正義の味方ちゃうの?」
「そうですちゃお。」

「だったらボク達、どうしたらいいちゃお?」
自らの存在を完全否定してしまったボインジャー。
彼等は彼等なりに、戸惑ってます。
「よし、分かった。俺がお前等のブリーダーになってやるよ。」
「はあ?」
怪人チャオの発言に、思わずびっくらこくボインジャー達。
「お前等みたいなふざけたチャオを、俺が一人前のチャオにしてやるって言ってんだよ。」
「いや、いいですちゃお。そんな、怪人チャオさんに迷惑かけたくないちゃお。」
両手を振って拒絶するボインジャー達。
「遠慮すんなって。チャオワールドの平和も保たれるんだし、お前等的にも、いい話しだろ?」
「いや、ですから、ボク達もちゃんとして来ますちゃお。だから、そればかりは勘弁ちゃお。」
とっととガーデンを後にしようとするボインジャー達。
「俺がちゃんとしてやるって言ってんだろ?ほら、こんなふざけたもん取って。」
ぶちっ。
怪人チャオは、ボインジャー達が胸の前にぶらさげてるモノをぶっちぎります。
「ちゃお~。」
そこにはなんと、かわいいチャオが五人います。
まだ子供なチャオ達です。
そのチャオ達はきょろきょろと辺りを見回すと、それぞれの方向へ歩みだします。
「よ~し、俺がお前等を立派なチャオにしてやるかんなぁ!」


一度に五人もチャオを育てるのは、かなり大変だ!
がんばれ、怪人チャオ!
怪人チャオが育成しているシーンにて、感動のエンディングテーマが流れる!


や~くぅそ~くし~よお~、チャ~オの~ためなら~、
体な~げ~だ~しぃ、戦うっぜ。

もし~もこの命~、なげだし~て~、チャオのゆ~め、守れる~なら~、
な~に~もぉお~し~くぅは、ないのっさ~。

らら~、愛のソルジャー、チャオレンジャイ。
らら~、愛のソルジャー、チャオレンジャイ。
チャオと~出会えて~、よかあったぁ。
萌える~、オ~レのチャオレンジャイ。
(ただ、『チャオ』の単語に変えただけなんに、なんなんだ、この唄は?)


次回予告
怪人チャオのもと、立派なチャオに育ったチャオレンジャイ。
彼等は、すぺーすいんちゃおを地で行くべく、巨大基地を建設した。
そして、初めてのロケットの発射実験の際、突然の侵略者に襲われる!
「怪人チャオさん、これでも…、これでも!戦うなって言うんですちゃおか!」

次回新番組
ぱくりもん戦隊チャオマン
第一話『裂空の侵略者』
俺の心を、チャオが走る。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第120号
ページ番号
4 / 4
この作品について
タイトル
ばったもん戦隊チャオレンジャイ!
作者
あさぼらけ
初回掲載
週刊チャオ第103号
最終掲載
週刊チャオ第120号
連載期間
約4ヵ月