【用語辞典という名の薀蓄】

なお順番は作中登場順…のはず。

【背番号12】
サッカーに於いてサポーターは12番目の選手、というのはよく言われますが、日本のサッカークラブでは背番号12は「サポーターの番号」ということで欠番であることがほとんどです。
今作のタイトルの「背番号12」もサポーター、そして岸野のことを指しています。

【リオネル・メッシ/FCバルセロナ】
世界で一番すごいサッカー選手と、その選手が所属してる世界で一番すごいサッカークラブ。
ぶっちゃけ私もこれ+αぐらいの知識量しか持っていないので、あんまりこの辺には触れないでください。

【アトレティコ】
スペイン語でアスレチック、つまり運動/スポーツ全体のことを指します。
アトレティコ夢島もサッカー以外のスポーツクラブを持っており、総合的なスポーツクラブを目指している…というのは裏設定。
ちなみに実際にサッカー以外のクラブを持っているJリーグクラブは多いですし、海外なんかは総合的にやるのが当たり前みたいですね。

【夢島市】
この辺は完全に裏設定になるのですが…
関東のどこかにある、人口約30万の街。市域は延々と住宅地が広がっており、大半の世帯主は東京に通勤に出ているため、「夢島市民」という意識が薄い。
また目立った観光地や特産品などもないため、まさに「何もない街」で、これらの問題を解決して夢島市を盛り上げるために設立されたのがアトレティコ夢島…という設定です。

【JFL】
実質的にJ2の下に位置する、アマチュアのトップリーグです。
将来Jリーグを目指すクラブはもちろんですが、Jリーグに入る気はない企業クラブも所属しています。アトレティコが最終節に対戦したのもそんなクラブ。
(そしてそういうクラブに限って強い!w そのためこういうクラブは「Jリーグの門番」と言われています)

【チャント】
劇中でも説明しているように、応援歌、あるいはコールのことです。
クラブ全体に対するものや選手に対するもの、あるいはゴール時、失点時、勝利時などに使うものなど、パターンは様々です。
内容も「(選手名)!(チャチャチャ)」というシンプルなものから、オリジナルの歌、有名曲の替え歌などかなりバリーエションがあります。
この辺を全部覚えきったらサポーターとして一人前ですが、ぶっちゃけ適当に合わせてるだけでも何とかなったりします。

【応援旗】
…と作中では書きましたが、サッカーの試合でよく見られるのは2本の棒の間に布を張って両手で持つ「ゲートフラッグ」(通称ゲーフラ)ですね。作中のショーゴの応援旗もこのゲーフラを想定しています。
ちなみに最近Jリーグのサポーターの間で「萌えゲーフラ」「痛ゲーフラ」が密かに流行っているとかいないとか。以下実例。
「某地方クラブが地元のご当地アニメのキャラを描く」
「クラブのイメージカラーと同じ髪の色のアニメキャラを描く」
「『奇跡も昇格もあるんだよ』『残留戦略』『俺達の○○(クラブ名)がこんなに弱いわけがない』」
詳しくはイメージ検索してみよう!

このページについて
掲載日
2012年2月3日
ページ番号
4 / 5
この作品について
タイトル
【或る背番号12の憂鬱】
作者
ホップスター
初回掲載
2012年2月3日