第十三話

ユウチャ対ケーン   開始!!!
ゆっくりと構えるケーン。それに対し、まったく構えないユウチャ。
ケーン 「てめえ、ふざけてんじゃねえだろうな?」
ユウチャ「べつに、これがわたしのやり方なの。」
ケーン 「な、何だと・・?もう許せねえ。きさまを絶対倒してやる!」
そう言い終わらないうちにユウチャに突っ込んでいくケーン。そのとき、
ユウチャ「炎よ。矢となりてあいつを撃て!ファイア・マジック・アロー!」
その瞬間、ユウチャの手から燃え盛る矢が出てきた。それを見たケーンは足を止め、
ケーン 「ほ、炎の矢?だがそんなもので、この俺はやられない!」
そう言うと、またさっきのように突っ込むケーン。
ユウチャ「じゃあ、試してみる?」
ケーン 「上等だぁ!でやぁぁぁぁぁぁ!」
先に仕掛けたのはケーン。パンチを出すがよけられた。
ケーン 「どこだ、どこへ行った?」
ユウチャ「こっちよ!」
ケーン 「上かッ!」
ケーン、声のほうへ向く。
ユウチャ「くらいなさい!マジック・アロー、発射!」
矢は、一直線でケーンに向かってくる。しかし、
ケーン 「あたるか!」
そういって後ろに飛んでよけた。その後、
ズドーーーーーーーーン!と、いう音を立てて矢が地面に突き刺さった。
ケーン 「もうおわりか?ならこっちから!」
といい、ユウチャを狙って走ってきた。
ユウチャ「こうなったら、あれをつかうか。」
ユウチャはそう言うとなにやら呪文を唱え出した。
ケーン 「やつは呪文に集中している。攻撃のチャンスだ!」
そう言って、更にスピードを上げて走るケーン。そして
ケーン 「死ねぇーーーーーーーー!」
ユウチャ「死ぬのは、あなたよ!炎の壁、ファイア・ウォール!」
そう叫んだとき、地面から火柱がふきだした。その真ん中にいたケーンは、
ケーン 「な、何だとぉぉぉぉ!?ぎゃあぁぁぁぁ!!」
火柱がおさまった後には、黒焦げになったケーンがいた。
ユウチャ「はあ、終わった終わった。」
ユウチャ「わたしの勝ちね!」
バトルその2 勝者 ユウチャ
次は チャルス対デスドルの戦いだ。続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第22号
ページ番号
14 / 29
この作品について
タイトル
あるチャオのお話
作者
チャネル(チャムロ)
初回掲載
週刊チャオ第4号
最終掲載
週刊チャオ第34号
連載期間
約6ヵ月30日