2章 18話 「マーズ進化」
レグルス「GO!!!」
バビュン!
マーズ「へ?」
ベガ「速っ!」
スタートしてから2秒後には、カペラは消えていた。
マーズ「どこ?どこ?」
カペラ「ここだよ~。」
カペラはマーズの後ろにいきなり現れる。
マーズ「そこかぁ!」
マーズはタッチしようとしたが、カペラはまたいない。
カペラ「な~んちゃって。ここだよ~。」
ジュピター「全然追いつけてない・・・」
レグルス「あいつはだてにHRRじゃない。常に限界の速さを求めている。」
※HRR=ヒーローハシリハシリ
マーズ「そこか!?」
カペラ「ざ~んねん。う・し・ろだよ。」
マーズ「く~~~~、むかつく~!」
カペラ「ほらほら、こっちさ。」
ジュピター「速いにもほどがあるぜ・・・」
レグルス「カペラ、少し手加減してやれ。」
カペラ「ほ~い。」
カペラの速度は少し落ちたようだ。
マーズ「あれで手加減してるのかよ。」
ポワッ
レグルス「ん?」
スーッ
マーズの体が繭に包まれていく。
マーズ「な、なんだ?」
マーズは完全に繭に包まれる。
カペラ「なに?なに?」
レグルス「進化か・・・」
カペラ「え~。こんなときにぃ~。」
ベガ「そういや昨日があいつの誕生日だったな。」
繭は薄くなっていく。
ベガ「進化の瞬間みたことなかった。」
繭は完全に消えた。
レグルス「!カペラ、逃げろ!」
カペラ「え?」
シュッ
カペラ「うわっ、来たぁ!」
ヒュン
ハウト「よく見えん・・・。」
レグルス「お前、いたのか。」
ハウト「そりゃないっしょ・・・」(泣
シャッ
ヒュウン
ベガ「もはや音だけの鬼ごっこだ・・・。」
シャシャッ
ヒュヒュヒュン
カペラ「もう疲れたよ~。」
キキイィィィイ
カペラ「負けちゃった~。」
どうやらマーズがタッチしたようだ。
ジュピター「マーズ、お前・・・」
マーズ「へへへ、どう?かっこいいでしょ?」
レグルス「第1次試験、合格!」
続く