２章　１７話　　「試験開始」

　　　　　　　　　ＰＭ９：２０
　　　　　ホテルメーテル　１０１号室

マーズ「・・・明日は試験かぁ。緊張するなぁ。」

ジュピター「いつもどおりにすればいい。」

ジュピターの元気の実の効果が切れたようだ。

ベガ「ゆっくり休めって言われてもなぁ。この部屋だもんなぁ。」

１０１号室はボロボロで、床や壁に穴があいている。

マーズ「そうだよなぁ。ところで今日何日？」

ベガ「１０月１７日。」

マーズ「誕生日をここですごすのかぁ。」（泣

ジュピター「・・・おめでと。」

マーズ「・・・ありがと。」

ベガ「もう寝ようぜ・・・虚しいし・・・」

マーズ「お休み。」

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　　　　　１０／１８　ＡＭ７：３０

マーズ「ふーっ、よく寝たぁ。」

ベガ「ｚｚｚ、ｚｚｚ」

ジュピター「ｚｚｚ、ｚｚｚ」

マーズ「まだ寝てる・・・」

コンコン　ガチャ

ハウト「よぉ。」

マーズ「あ、ハウトさん、おはようございます。」

ハウト「ああ、おはよう。２人は？」

マーズ「まだ寝てます。」

ハウト「よし、奥の手を使おう。」

マーズ「奥の手？」

ハウト「ちょっと外いっといてくれ。」

マーズ「はい。」

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マーズ「遅いなあ。」

ベガ「ぎゃあああああああああああああああああああ！！！！！」

ジュピター「ぎょええええええええええええええええ！！！！！」

マーズ「な、なんだ！？」

ドアの向こうから、おぞましい声が聞こえてくる。

シーーーーーーーーン・・・

バン！

ハウト「よお。」

マーズ「あ、あの声はいったい・・・」

ハウト「ああ、ちょっとな。」

ベガ「マーズ、こいつ最低だ！眠ってる俺をいきなり・・・」

ハウト「んー？君、もう一度してほしいのかな？」

ベガ「やっやめてくれ！たのむから、あれだけは・・・」

マーズ（こいつ本当に元村長？）「ジュピターは？」

ベガ「あそこだ。」

ジュピター「・・・・・」

マーズ「ジュピター？おい、ジュピター？」

ジュピター「ｚｚｚ、ｚｚｚ・・・」

ハウト「そいつはなかなかおきてくれないんだ。」

ジュピター「ん？ああ、おはよう。」

ハウト「やっとおきたか。じゃあ、いくぞ。」

ジュピター「朝飯は？」

マーズ「さあ、出発！」

ベガ「おーーーーー！」

ジュピター「朝飯・・・。」

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　　　　　　　　ＡＭ１０：１２
　　　　　　　　　　試験会場

レグルス「ん？やっときたか。」

カペラ「遅かったね。」

ハウト「なかなかおきてくれなかったんだよ。」

ベガ「てめえが・・・やめとこ・・・」

レグルス「では、試験を開始する。」

カペラ「第一種目は鬼ごっこだよ。」

マ・べ・ジュ「鬼ごっこぉ？」

レグルス「やはりスピードは大事だ。」

カペラ「僕にタッチできれば勝ちだよ。誰がやる？」

マ・べ・ジュ「・・・」

マーズ「よし、俺がやる。」

カペラ「決まりだね。誰か合図をしてよ。」

レグルス「俺がしよう。レディ・・・」

マーズ「まって。何秒数えるの？」

カペラ「数えなくていいよ。」

マーズ「え？」

レグルス「レディー・・・」

マーズとカペラは構える。

レグルス「ＧＯ！！！」


　　続く