9話「病室の2人」

あらすじ  なんとか一命をとりとめたベガと
      ジュピター。だが、通り魔のことはまだ分からない。



          AM8:05
          病院  病室
ジリリリリ!ジリリリリ!

目覚まし時計がなっている。

ジリリリリ!ジリリリリ!

ベッドの上のチャオは、気づかないようだ。

ベガ「ウーン、あと1時間・・・」

ジリリリリ!ジリリリリ!

ベガ「あー、もーウルセー!」

ジリリリリ!ジリ カチッ

ベガ「あれ?なんで俺こんなとこいんだ?」

ジュピター「よう。やっと起きたか。」

ベガ「なんでお前そんな格好してんの?」

ジュピターはまるでミイラのようだった。

ジュピター「てめえもいっしょだ!」

ベガ「あ、ホントだ。ミイラだ。」

ジュピター「いつまでマヌケしてるつもりだ!?」

ベガ「いらいらすんな・・・あ、分かったぞ。」

ジュピター「ここにいる理由がか?」

ベガ「ちがう。お前がいらいらしてる理由。」

ジュピター「?」

ベガ「お前、プライド高いよな。それが、子供に助けられたからな」

ジュピター「うるさい!」

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         同じころ、ロビー

マーズ「ハア、どうしてこうなったんだろ・・・」

医者チャオ「どうしたんだい?」

マーズ「仲間が大怪我した訳。」

医者チャオ「ふうん。でもクヨクヨしてもしょうがないよ。」

マーズ「・・・」

医者チャオ「まあ、またこまったことがあれば相談にのるよ。」

マーズ「はい・・・」

医者チャオ「じゃあ、またね。」

            続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第133号
ページ番号
7 / 21
この作品について
タイトル
ある朝からの大冒険
作者
ナイトメア
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第140号
連載期間
約2ヵ月12日