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そこには、一人の少年がいた。
ベットに横たわり、
ミュージックプレイヤーで、音楽を聴き鼻歌を歌っている。
名前は、裕樹。

少年は飽きたのか、 ピ と、スイッチを押し音楽を聴くのをやめた。
イヤホンから流れる極僅かなノイズを耳で聴き取り。目を瞑っている。

―まだかな。

少年はそう思った。



ソニック達が、コロニー衝突を阻止し、二年。
ステーションスクエアでは、人々の為に娯楽や慰安の為
"CHAO"を全面的に使った、町興しを行っていた。
ソニック達が活躍していた頃、チャオ達の研究も行われていた。
研究によって、チャオの種類が三つとなった。

ノーマルチャオ、オモチャオ、メタルチャオ
この三種である。
ノーマルチャオは、おなじみの愛敬のあるチャオ。
育て方によって、進化形態が異なり、最も人気がある。

オモチャオ、これはソニック達のサポートを目的に生産された
いわば、機械チャオである。
人工知能AIを搭載しており、会話が可能。
大量生産されており、予めソニック達が通りそうな場所に設置されていたりする、都合の良いチャオ。
仮に、破壊されても、人工知能AIが残っている限り、
パーツを集め、復活が可能。

そして、メタルチャオ。
チャオとオモチャオの性能を合成した機械チャオ。
人工知能AIが搭載されており、チャオと同じように動く。
半永久的に生き、飼い主によって成長過程が変るチャオである。
喋らず、バグが発見された場合はPCなどからの修正や
チャオサイトからの修正パッチで直せたりするので、
チャオの一段階上を行くチャオである。
だが、"チャオは機械で再現されてしまっていいのか"
という声が上がっていたり、
"機械だからこそ、神経を使わなくて良い"と、賛否両論である。


―裕樹、出かけるわよ。
裕樹の姉、裕子が家の一階から二回まで響く声で叫んでいた。
―今行く、待ってて。

裕樹は、心臓がバクバクしていた。呼吸がとても速かった。
何より、興奮していた。
何故なら、誕生日プレゼントという事でチャオが"飼"えるのだから。
これまで、両親に反対されていたが、姉との共有という事で
飼える事になったのだ。

チャオは、ステーションスクエアのホテル、チャオ幼稚園など
色々な所で買える。
また、その場所で飼う事も可能である。


―行こう、姉さん。
そう言って、少年はドアを開けた。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第322号
ページ番号
1 / 2
この作品について
タイトル
AK事情
作者
クワガタ(マルル将軍)
初回掲載
週刊チャオ第322号
最終掲載
週刊チャオ第323号
連載期間
約8日