あとがき

あとがき

パンドラの箱以外に原罪関係が出てきましたが
これは人間にとって堕落したことが絶望ではないと言う事を伝えたかったのです。
希望がある限り絶望ではないのですが
ただ、希望を見出せないと目の前は絶望のままです。
自分で動くこと。
未来は無限にあること。
パンドラの箱の最後は

パンドラは慌ててその箱を閉めるが、既に一つを除いて全て飛び去った後であった。
最後に残ったものは未来を全て分かってしまう災いであり、人類は希望だけは失わずにすんだと言われる。
こうして、以後人類は様々な災厄に見舞われながらも希望だけは失わず(あるいは絶望することなく)生きていくことになった。


という話です。

チャオに傍にいてくれる人は大事です。
でもそれに頼っているだけでは、前に進めません。
前に進む、希望を掴む為にライトカオスになってからがチャオにとっての始まりです。
ライトカオスになって、傍にいてくれた人を探すのが始まりです。
その傍にいた人とチャオの。


絶望は終わるためではない。
希望(未来)を見つけるためのものなんだ。
最後に自分が好きでこの作品に合う名言を

While there's life, there's hope.
生命のある限り、希望はある
(テレンチウス)

このページについて
掲載号
週刊チャオ第220号
ページ番号
4 / 4
この作品について
タイトル
『パンドラの箱』
作者
銀チャオ
初回掲載
週刊チャオ第220号