story 23 ナイトメア・悪夢
「ナイト?」
チャヒチが目を丸くして静かに喋る。
「起こされたぞ。その恨み今晴らす」
は?倒す相手俺ですか?
と、いいたいところだ。今のナイトはまじキレテそうだ
「そうそう、もう一匹起きた奴がいる」
「え・・・」
バリアからでてくるチャオを見ると、エルだった。別にこちらは眠くなさそうだ。
「黒幕・・・ね」
3匹はアンカーのほうに向き直った。アンカーは鼻で笑った。
「貴方達が私を倒す?笑わせてくれるわね。貴方達になにができるっていうの」
「抹殺」
不機嫌なナイトが即答した。
「無理ね」
すぐさま返答。
まずはナイトが飛び出した。剣が光る。
「己の未熟さを知れ!!!ダークソードドラゴンスパイクバージョン!!!」
なんか付け足してある(汗
アンカーは鎌を一振りした。ナイトの剣の先っちょに当たったが、それだけでナイトは吹っ飛ばされた。
「ナイト!!!」
エルが駆け寄る。起こそうとするが・・・・
「触るな!!!敵であるお前達にた、助けられてたま・・・」
アンカーが空中から襲い掛かる。
「ぎゃあああ!!!!ヘルプ~~~~~!!!!」
普通に助けを求めている。
シュッドンっ!と素早い音がして、チャヒチが二匹を助けた。飛んで、二匹を突き飛ばしたのだ。1秒後ナイトらがいた所に鎌が落ちた。
「火炎のツバサ!!!」
チャヒチはアンカー自体に攻撃する。
「雷神連破斬!!!」
エルはアンカーの武器を壊そうと、剣に斬りつける。
「バスターダークソード!!!」
ナイトは鎌を落とそうと企む(ぇ
「無駄なのよ・・・ブラッドバニッシュ!!!」
声と同時に鎌が大きくなって一振りした。
チャヒチは鎌の一番ダメージの大きい場所が左胸(心臓!?死ぬじゃん!)に突き刺さり、そして吹き飛ばされて、木にぶつかって、胸から血を流して動かなくなった。
エルは自分のもってる細剣が弾き飛ばされ、隙ができた時にアンカーに蹴り飛ばされ、勢いよく地面に激突した。
ナイトは大きい鎌の前に、自分の剣はあっけなく弾き返された。
大きい鎌を盾で防ごうとしたが、一瞬にして砕かれた(ぉ)そして25mは吹き飛ばされた。
辺りは静寂に包まれた。
「三匹一斉に終わったわね」
チャヒチは今だに動かない。ずっと目を閉じて、ぴくりともしない。
ナイトはなんとか立ち上がった。が、闘う気力はない。
エルは動けるが、実力が半分もでないだろう。
「まずはエルからよ」
アンカーは大きい鎌をエルにむかって振り下ろした。
「くっ・・・動けな・・・きゃああ!!!」
エルは目を閉じた。だがいくらたっても痛みはない。
エルは目を開けた。
アンカーの両手が鎖で絡まっている。
鎖をはなったのはナイトだった。
25m離れた場所
「俺の・・・鎖は・・・無限大にぃ・・・の・び・る・・・」
ナイトが歯を食いしばって鎖を握っていた。
で・・・
(今、自由なのはチャヒチだけ・・・お願い、チャヒチ、起きて!)
そして起きた(ぉ
「呼んだか・・・我を・・・」
顔はまだ影で隠れてるが、とにかく、いつものチャヒチじゃない声。チャヒチの周りに冷気が集まり始めてきた。
「!」
アンカーが目を見開く。
「クックック・・・待っていたぞ・・・この死神の出番がついにきたようだ・・・・」
チャヒチにのりうつった者がいった。
皆身震いした。今、彼は死神『ソルニア』となった・・・