第18話

ステージにはディロフォが立っていた・・・。

     ファンタジア・チャオ・ファイティング 第18話 第二試合

観客1「何だ今の・・・全然分からなかったぞ・・・。」
観客2「いきなり相手が倒れたもんな・・・どうなってんだ?」

誰一人として、どうなったかわからなかった。
早すぎて誰にも見えなかった・・・いや、ナイトにははっきりと見えていた。

ナイト「ディロフォ・・・やはりやるな・・・。」
サクラ「やはりって・・・知ってるの?」
ナイト「ああ・・・。昔ちょっとな・・・。」

ナイトは空いてる席に座りながら曖昧にそう答えた。
何か突っ掛かる物があるのだろう。サクラもそれ以上聞こうとはしなかった。

ヒツジ「あ、あっちの倒れてるやつってチャロとか言うやつじゃなかったっけ?」
チョコ「本当ですね。」
サクラ「ナイトでも苦戦した相手をわずか数秒で・・・。」

ディロフォは一体何者なのだろうか?
ただ1つわかるのは彼がかなりの実力者ということだけだ。

司会 「えー次はとまとチーム対エントチーム!至急会場にきてくださーい!!」

観客席から4匹ほど立ち上がる。
どうやら彼らが次に戦うらしい。
会場に歩いてあがると剣を取り出した。

もう一方のチームは5分ほど遅れてきた。しかもなぜか2匹だけだ。

今来たチャオ「すみませーん!他の2匹個室で寝てて起きないんですよ^^;」
もう一匹の方「しょうがないので私たち2匹でやりますから。いいわよね?」
司会チャオ 「あ、まぁ戦力が弱くてもいいなら構いませんよ。・・・でもいいんですか?」

司会チャオがもっともな意見を言う。
4対1じゃかなり分が悪くなるのに、このチャオたちは2匹でやる気だった。

司会 「それでは選手の名前を読み上げます。
     エントチーム、エント ラーン キナイ ダイス
     とまとチーム、とまと ハーブ カメ フラット の内カメとハーブですね。」

会場が一気に静まり返る。
今まさにこの場で戦いが起ころうとしているのだ。

司会 「じゃぁ始めます・・・。レディー・・・ゴー!」

その瞬間雷音が轟いた。

・・・続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第108号
ページ番号
20 / 27
この作品について
タイトル
ファンタジア・チャオ・ファイティング
作者
りんご
初回掲載
週刊チャオ第86号
最終掲載
週刊チャオ第131号
連載期間
約10ヵ月12日