第17話

「えーただいま勝ち残りチーム数が25チームになったので、予選を終わります。全員、中央の党まで集まってください。」

放送が当たりに響き渡った。

     ファンタジア・チャオ・ファイティング 第17話 強敵たち

チョコ「やっと予選が終わりましたね・・・。」
サクラ「そうね・・・あー疲れた。」
ヒツジ「ホントホント・・・戦いっ放しだったもんねー。」
サクラ「あんたは、さっき何もやってないでしょ。」

3匹のあいだで笑いが起こる。
ナイトは、無表情のまま立っていた。

ナイト「・・・そろそろ行くぞ!」
他3匹「はいはい・・・。」

3匹は渋々立ち上がり、塔の方へと駆けていった。

     −中央の塔−

中には、たくさんのチャオがいた。
静まり返り、物凄い殺気がする。

ヒツジ「ちょっと怖い・・・。」
チョコ「うん・・・・。」

そう思ってしまうのもしょうがないだろう。
実際にこんな状況になれば誰だってそう思うはずだ。
馬鹿な真似でもしたら殺されかねないのだから・・・。

チャオ「皆さんこちらを向いてください!」

マイクを持った司会のチャオが言う。

司会 「それではこれより本選を始めたいと思います!
     ルールはトーナメント形式で、4人全員が倒れたら負けです!」

簡単なルール説明がされ、皆がそれぞれのチームに用意された部屋に移動した。
放送で呼ばれるまでその部屋で待機するか試合観戦すればいい。

サクラ「試合見に行く?」
ナイト「一応見に行くぞ。己を知り相手を知れば百戦危うからずとも言うしな・・・。」
チョコ「そうですね。」

全員は試合会場へと進んだ。
中に入ったとたん物凄い轟音が轟いた。

審判 「わずか20秒で終わってしまいました!なんという早業でしょう!」
ヒツジ「20秒!?」
サクラ「何それ!強すぎじゃない!!」

ステージにはディロフォが立っていた・・・。

・・・続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第107号
ページ番号
19 / 27
この作品について
タイトル
ファンタジア・チャオ・ファイティング
作者
りんご
初回掲載
週刊チャオ第86号
最終掲載
週刊チャオ第131号
連載期間
約10ヵ月12日