第七話

ドカーーーーーーン!!!!!

大きな爆発音が鳴り、あたり一面に砂煙が舞った

   ファンタジア・チャオ・ファイティング 第七話 勝敗

チャロ「フン・・・。」

チャロが、その場を離れようとする。

???「待ちなさい・・・・。」
チャロ「!?」

チャロが、驚いて後ろを向く。
なんとそこには、サクラがいた。

ナイト「何故・・・お前が出てくる?」
サクラ「あんたが負けたら、私等も全員負けになるからよ。」
チャロ「2対1じゃ分が悪いな・・・。」

そう言って、チャロは逃げていった。
まぁ、賢明な判断だと言えるだろう。

ナイト達は、とりあえずチョコたちと合流。
そして、次からはチーム行動をとるだろう。

今回の戦果は、ナイトにとって、何かを掴む為の大きなものだったのかもしれない。

ーーーー 夜 ーーーー
夜でも、サバイバルは尚続いている。
一刻の猶予でも見せたら、敵に狙われるだろう。

ナイト達は、交代で見張ることにし、その晩を過ごそうとした。

サクラ「あぁー・・・眠。」

今はサクラが見張りをしている。
しかし、殆ど立ち寝状態だ。コレでは見張りになっているのかも危うい。

そのとき、サクラの背後に何者かが現れた!
そう、敵がいきなり現れたのだ。

サクラ「・・・誰!?」
???「・・・・」

相手の殺気が伝わってくる・・・。
サクラと戦う気なのだろう。

サクラ「ウインドソード!!」

サクラがそう叫ぶと、風が手に集まり剣となった。
そして、サクラは相手とは反対側に跳んだ。

見ると槍が中に浮かんでいる。
いや、浮かんでいると言うより、見えない何者かが持っているといったほうが正しいだろう。

そう。
相手は透明チャオなのだ。
サクラは一瞬で気付き、剣を構えた。

サクラ「戦うしかないようね・・・。」
???「レッドアロー!!」

何者かが、持っていた槍を振り回す。
すると、赤い矢が数本現れ、サクラに向かった。

その矢は、音も無く高速でサクラに襲い掛かる!

サクラ「ハッ!」

サクラが低いジャンプでかわす。
そして、慣れた手つきで相手に短剣を投げつける。

???「無駄だ。」

槍で、投げられた短剣を打ち落とす。
相手も、よほどのものらしい。

サクラ「やるわね・・・。」

サクラがそう言いかけると同時に槍が一瞬で消えた。

何!?と思っているのも束の間、
不意にサクラの体が吹っ飛ばされ、近くの岩にたたきつけられた。

・・・続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第93号
ページ番号
9 / 27
この作品について
タイトル
ファンタジア・チャオ・ファイティング
作者
りんご
初回掲載
週刊チャオ第86号
最終掲載
週刊チャオ第131号
連載期間
約10ヵ月12日