第五話
ナイト「弱い。」
ナイトは腰につけていた剣を抜いた。
ファンタジア・チャオ・ファイティング 第五話 ナイトの力
ドカー―ン!!!!
大きな爆発音。そして、砂煙。
これでは、並の輩は倒れるだろう。
コイ 「フン。口ほどにもないじゃない?」
リウ 「ま、当然の結果?」
砂煙が、止む・・・。
そこには、ナイトの姿は無かった。
もしや、ナイとはやられてしまったのだろうか?
コイ 「じゃ、次い・・・」
ドサァッ!!
いきなりコイが倒れる。
リウ 「コイ!!どうしたの!!」
リウが慌ててコイの元に駆け寄った。
コイには、鋭い切り傷が・・・。
リウ 「もしや・・!!」
リウの第六感が走る。
そして、冷静にあたりを見渡した。
ナイトの姿は無い。
リウ 「何処だ・・ぜった・・・」
言い終わらないうちに、リウも倒れた!
コイと同じく、あの傷跡がついていた。
???「次はお前だ。」
キンの耳元で誰かがささやく。
振り向くが誰も居ない。
そして、前を向き直るか直らないかの内に、倒れた。
ナイト「弱すぎる。」
ナイトが、何処からか現れて言った。
この男は、不死なのだろうか?それとも何か他に―――
どっちにしろ、この男は危険すぎる。
???「ちょっと待ちな。」
誰かが、後ろから声をかける。
ナイト「何だ?」
チャロ「俺は、チャロと言う。」
ナイト「俺になんのようだ?」
チャロ「言わないでも解るだろう?」
そういいながらチャロが手にもっていた大剣を構える。
あの光景を見て、尚戦いを挑んでいるこのチャロと言う男。
もしや、勝算があったのだろうか?
・・・続く