第8話−バトルその弐−

CHAO IN SPACE 第8話−バトルその弐−

レオンは水道管を低く構える。
「フン、大技を出す気か?
 そんな物、正面から打ち砕いてやる!!」
「・・・」
レオンが気を溜めるような動作をする。
沈黙・・・
辺りの霧が不思議とレオンに集まる。
そしてレオンが叫ぶ!!
「くらえっ!!バーニング・タックル!!」
霧の中からレオンが走り出す!!
標的は・・・カーボンだ!!

「いけぇー!!」
レオンがカーボンに突撃する。
水道管の先は真直ぐカーボンに向かい、
カーボンを捕らえて離さない。
一方カーボンは正面から打ち砕こうと思っているのか、
その場から動こうとはせず、
剣を構え立っている。
しかし剣はレオンには向かず、地面に向いている。
砂ぼこりを舞い上げながらレオンがカーボンに突撃する、
「うぉぉぉ!!」
パイプがカーボンを襲う!!


ガッ!!
砂煙でまわりが見えない・・・
「・・・やったのか?」
レオンが誰に言う事もなく問う。
砂煙が晴れる・・・・
「・・・!!」
砂煙の向こうからはカーボンが
パイプの先端をもっているのがたしかに見えた。
不敵に笑うカーボン。
「この程度の突撃はかわすにもいたらない。」
目がそう言っている。
「じゃあ、行かせてもらうぞ!!」
カーボンが叫ぶ!!
「まだだ!!」
レオンが叫び、
手に持っていたパイプを離す。
そして近くにあった2本のパイプを手に持ち、
カーボンに連撃!!
この動作がわずか数秒で行われた。
それもカーボンに反撃の隙も与えないで。
高速で出す連撃に、カーボンは反撃の余地もない。
一方レオンはバーニング・タックルが
敗れたわりには平然とした顔で攻撃を続ける。
そう、まるで最初から敗れてもいいと思っていたように・・・。


戦闘シーンが苦手だと言う事が判明;
レオンが悪役っぽいな・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第104号
ページ番号
9 / 9
この作品について
タイトル
CHAO IN SPACE
作者
玻璃潛覧
初回掲載
週刊チャオ第92号(兼、300P記念) 
最終掲載
週刊チャオ第104号
連載期間
約2ヵ月26日