AsyMMEtRy…のCM


(スマさんのをみて俺も宣伝したくなったYO…つわけで、CM。
 本編は大学生になってからだとおもいまふ。)





第一貧困地区、という昔の東京の下町辺りにある、
近未来、21××年の世界。
しかし、その近未来という表現ではとても想像できない、
過酷な現実があった…


—スラム。


その中で互いに様々な困難を抱えつつも、
強く生きてきた二人の人間と、チャオ。


そうして、彼らがRBという組織を壊滅させた一年後、
第一貧困地区では石油が発見され、
彼らの生活や活気も、徐々に回復しつつあった。


そして、そのような中で、主人公「ゆー」の妹である「優」は、
ゆーの元カノ「月見唖夢」の情報を欲しいと取引を持ちかける—


月見唖夢とゆーの再接近、


「…唖夢。」
「…。………ゆー…。」


亜子の裏切り、


「だから、ゆー、もう行くね…バイバイ。」
「…。待てよ…。亜子は、…お前は俺のことが嫌いなのか?」
「…ゆーは嫌いじゃない。
 ゆーのことがそれでも好きでいられちゃう私が、嫌いなの…
 お願い、そんな悲しいこと言わないで…。」
「…。」


そして、驚くべき優の計画—


「…!?」
「そう、唖夢、分かるだろ、そのデータは一億人の命を抱えてんだ!!
 俺の子供も、チャオも、みんな人質なんだよ!!!」


今回は一億人の人間と、二億匹のチャオが、懸かっている。


 最 後 ま で 生 き 残 れ る 人 間 は 誰 だ?


…そして、やっぱり今回も新たな女キャラ登場。

「名前は?」
「…不思議ちゃん806号ですぅ。歳は2の4乗−1でーす。」
「………バカ?」
「へぇっ、バカって言うヤツがバカって、
 ウチの生きているおじいちゃんが良く言ってましたよぉ~」
「…。…生きてるならそんな過去のたわごとみたいな言い方しないの!!」


そして…サスペンスの中の、ヒューマンドラマ。


「…ゆーは、輪廻とか、信じる…?」
「…あぁ、でも、おねがいだから…」
「じゃあ、私が裏切って、私がゆーに殺されても、また会えるよね?
 …そう言ってよ。ゆー。」
「言えない。ふざけるな。」
「…ふざけてるのは、どっちの方だったの!?
 ねぇ、ゆー!!」


「…ゆー、亜子さんにゆーって言われるか、
 あたしにゆーって言われるか、どっちが、好き?」
「…。」
「あたしは、あんな裏切ることなんて無いから、…だから、さ、
 もう一度、本当に、やってみない…?」
「唖夢…。」
「ゆー、あたし、何でもするよ。それで、裏切らない。
 それで、子供できたら、データも全部あげちゃえば良いじゃない。
 子供だけ引き取ってさ。
 それで、遠い世界の、草原の有るところでずっと一緒にいようよ。」
「…。…それも、良いかも、な…。」


「不思議ビームは最強ですぅ!!」
「いや、あたしには信じられないけど…。」
「またの名をマグナム銃とか言います。」
「…うん、まぁ、そりゃね、そりゃ銃は強いけどさぁ…。」
「そんなツッコミをくれる唖夢先輩をウチはだいすきですぅ~!
 もう、早速キスとかしませんかぁ~?」
「え…キスってどういう…?」
「ウチって、恥ずかしいけど、レズなんです…。
 …先輩、つき合ってください!!」
「…は、はぁぁぁ!?」


「…唖夢、俺と亜子とお前は、非対称な存在で、
 多分決して3人一緒では生きていけない存在なんだ。」
「非対称…、アシンメトリーってヤツ?」
「そ。だから、…俺は、どちらかとしか生きていけない、
 または、1人で、生きていかないと、いけない。
 …アシンメトリーな、人間なんだよ。唖夢や、亜子ってのは。」


君と知り合いになってから かなりの時間が過ぎた
何もかもが新しく 浮かれたようにはしゃぎ続けた
そんな暮らし 長くは持たない

行ってみたいよ キミを連れて
名前のない場所に
見渡す限り風の強い砂漠で彷徨い歩く

良い?コレは繰り返しじゃない 臆病にはなるな
人は過去に学び 前に進むはず
自分に言い聞かせ転がる きっとまだ 楽しめる

行ってみたいよ キミを連れて
鞄を持たずに
言葉も知らない 異国の路地裏で迷子になってみる

明日はどうなるか 分からない世界
それは分かってる
でも思い切って 僕たちの未来を ハズしてみよう

もう一度だけ キミを連れて
旅をしてみたい
知らないうちに 忘れていた物を探し 道をたどる


「…今日で、私はゆーからの独立を宣言します。」


AsyMMEtRy 


~色や形や図形において、非対称なさま。非対称的物体。

この作品について
タイトル
AsyMMEtRy
作者
それがし(某,緑茶オ,りょーちゃ)
初回掲載
2009年1月19日