2章 56話 卑怯

勇者のジュエチャ2章 56話 卑怯

オメガ「ったく、そこでボケでも言ってろよ」
オメガが長い剣を持ち、フォードに言う。持っている剣はレッドメアの剣よりも長い。

フォード「そんなこと言うと、どんなボケ言うか分からないぞ」
苦笑いで言う。

ナイト「凄く長いな・・・あの剣か・・・」
テール「怖いのか?」
ナイト「うるさい、お前の方が震えているくせに」

レッドメア「うぐぐぐぐ・・・」
スマッシュ「長い剣だからって対抗心を燃やさなくても・・・」

レッドメア「アイツはゆるせ~~ん!!」
レッドメアがオメガに向かって走り出す。

フォード「がんばれ~!誰か!!」
オメガ「誰かかよ!!その前にこんな時にボケ言うなよ!!」

レッドメア「スキあり!!」
レッドメアが剣を振る。

オメガ「おっと」
オメガは長い剣を持っているのにもかかわらず、ジャンプをして避ける。その時、フォードを踏んでしまった。

フォード「グェ」

レッドメア「オラオラオラオラ!!」
レッドメアが狂ったかのように剣を振る。前進をしていたので、フォードを踏んでしまった。

フォード「ま、またかよ!!」

レッドメア「うぐぐ・・・こうなったら~~!必殺!!」
オメガ「?」

レッドメア「武器を盗む!!」
レッドメアは素早く剣を盗んだ。

オメガ「あっ!卑怯だぞ!!」
レッドメア「なにが卑怯だ!これも作戦だ!!」

スマッシュ「オイオイ・・・(自分がされたら怒るくせに)」

レッドメア「ハ~~ハッハッハッハ~~!!これでオレの勝利だぁぁぁ!!」
オメガの方の剣を振る。

オメガ「う、うわぁぁぁ!!」
オメガは避けたが、勢いで倒れた。

レッドメア「次!次ぃぃぃ!!」
レッドメアは次々に武器を奪っては倒していった。

レッドメア「やったぜぇぇぇ!!」

フォード「・・・(た、助かった~!)」

ジュエチャ「ん?まだ一人無事なやつが・・・」
ジュエチャはわざとらしく、フォードの方を向いた。

フォード「ひぃ!わ、わかった!!武器はやるから・・・お、覚えていろ~~!!」
フォードは「武器はやるから」と言いながら、武器を持ったまま逃げていった。

~~そして~~
マスターカオス「何っ!武器が奪われただとぉ!?」
マスターカオスはこればかりは予測をしていなかったらしい。

マスターカオス「よし!これからは手に接着剤をつけて武器を持て!!」
マスターカオス軍全員「えええええええ!?」

57話へ

このページについて
掲載号
週刊チャオ第72号
ページ番号
65 / 98
この作品について
タイトル
勇者のジュエチャ
作者
スマッシュ
初回掲載
週刊チャオ第39号
最終掲載
週刊チャオ第95号
連載期間
約1年28日