ページ2
そんなことを考えていたらもう夜になってしまった
今夜も寝床を探そうとしたその時
ぼくたちの前にまぶしい光が出てぼくらの目を眩ませた
光が消えて眩んだ目が周りに慣れるとそこには男のご主人様が立っていた
ぼくはご主人様に抱きつこうとした
しかしご主人様の体をすり抜けてしまって触ることもできない
その時ご主人様が悲しそうな顔をしてなにか話してる
普段ならなに話してるか分からないけど今日は分かった
ご主人様は自分が死んでしまった、ということと
だから自分の分まで女のご主人様の近くにいてほしい
と言っていた
ぼくらはお互いを見合ってすぐまたご主人様の方を向き今から帰ることを伝えた
そしたらまた目の前が光に包まれ、また消えて
目を開けるとさっきまでいた森の中とは違う街中にいた
ぼくはなにが起きたか理解できずに棒立ちしてた
するとどこからかこっちに走って来る音がした
周りを見ると目の前からこっちに向かって来る女のご主人様がいた
女のご主人様はぼくたちを抱き上げてうれしそうな顔をしてくれたぼくたちもうれしくなって笑顔でかえした
その後ご主人様がなにか話てたけどなにを話てるか分からない
でも明るい顔して話てるからきっといい話なんだろうな
そうそう今回のことで幸せについて分かったことがある
それは幸せな時はやっぱり幸せ!!
ってこと
おわり