~月編~第三十一話花の迷宮!

ムーンらは、スネーカーを倒した後、花の国へ向かっていた。

ムーン「ゼイン。ミラフォースはあの場所で生まれたんでしょ?」

ゼイン「あ・・ああ。話すか。ミラフォースは、あの地で生まれた。二百年前にな。それで、お前の父さんが取った。伝説の剣、ミラフォース。主しかもてない唯一の剣だ。俺はそれを預かり、お前がお前の父さんと似ていたから、ミラフォースを渡した。」

スター「ムーンの父さんて・・どんな人?」

するとゼインは、重い口を開く。

ゼイン「メテゾウル・ザ・ライバース。れっきとしたムーンチャオ。だが、母親はガーネットだ。名前はメリア・オブ・フレイアム。ここからは話せん。」

ムーン「そうだったんだ。あれ!?花の国の前に、迷路が立ってる!」

ムーンたちが見たものは、とても大きくて、草に囲まれているところだ。

ビィレ「中に入ろうよ。」

カササ。

スター「うわー!やっぱ迷宮ですよ!」

ゼイン「とりあえず先に進むか。」

するとムーンは、一歩前に出る。

ムーン「その必要はないよ。飛んでいくとしても無理。だから、月剣、ミラフォース!」

ムーンはミラフォースを、草に向かって振った!

ゼイン「きれるから、道が現れるのか。」

スター「いきましょう!」

ザン!ザン!ザン!ザン!ザン!ザン!ザン!ザン!ザン!!

ムーン「行き止まりだ。ここだけコンクリートになってる。」

ビィレ「ちょっと待って!法・水・魔・天・陣、水魔術!」

ビィレの手先から、水が出された!

プシュウ・・・壁は消えてなくなった。

ムーン「いこう!」

タッタッタッタ。

スター「あそこにチャオがいますよ!」

ムーンたちは見知らぬチャオの前で立ち止まる。

ゼイン「おい!」

???「ん?なんだおぬしら。私に何か・・てムーン!」

スター「あ!この人!十話で出てきた五大幹部のグロウ!」

???は、一方後ろに下がって話す。

グロウ「いかにも私はグロウ。五大幹部ではない。元五大幹部だ。」

スター「今は何ですか?」

グロウは腰にかけてあった腕輪をはめて、戦闘体制にはいる。

グロウ「今は、「S」の名の最強部下!猛虎のグロウ!悪いがおぬしらの命、ここまでだ!」

ムーン「エ・・エッエッ「S」~~~~!!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第125号
ページ番号
54 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日