ただ深いだけの闇

「黒君♪早く来て♪」
黒チャオを呼ぶ半透明チャオ
「へいへいいきますよ」
交際を始めた黒チャオと半透明チャオ
しかし困ったこともあります
白チャオが黒チャオを自分のものにしようと
毎日来ています
「またお前か毎日しつこいんだよ」
黒チャオが追っ払おうとしたそのとき
半透明チャオが叫んだ
「早く~!黒く・・・キャアアアアアアアア!!!」
どうしたんだ?
「痛たたた」
半透明チャオは穴へ落ちたとても深い穴へ
「ふふふふふ」
白チャオが笑う
「何をしたんだ!!」
黒チャオが聞く
「引き離すためよ、あなたを私のものにするために!」
「そんなこと聞いてられるか!!早く助けるんだ!!」
「無駄無駄・・・この穴は部屋のように奥が膨らんでいる・・・」
白チャオの不敵な笑みが黒チャオの背筋を凍らせる
「ちょっと−−!!私を忘れないでよ−!!」
半透明チャオが助けを求める
「今行く!!」
黒チャオが走る
もにょにょにょにょ
(ん?なんだ?)
黒チャオは考える
すると大きな怪物がいる
「白チャオだ!!」
倒さねばならないとても大きな大きな怪物
(半透明チャオを助けるためなら)
黒チャオは思う
そしてこうつぶやく
「第一半透明は見にくいんだよ・・・」



「さあどうした?」
怪物とのバトル
そのとき
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ズドォォォォォン
「ム?・・・ハッ!!」
神が現れた
(あなたに力を与えましょう)
黒チャオにテレパシーが伝わってくる
「チカラが・・・力がみなぎってくる・・・!!」
「いくぞぉぉぉ!!」
ズダァァァァァン
「今行くぞ!!半透明今助ける!!」
怪物が消える・・・
そして穴へ入り高い高いジャンプを繰り出す
そして2人は結ばれる・・・

       −END−

この作品について
タイトル
ただ深いだけの闇
作者
自・慢太郎
初回掲載
週刊チャオ第286号