「旅」
僕は旅をしている いつからか、そんなことは分からない物心ついた
とき、すでに旅に出ていた いつも川がある、道がある、木がある、町
がある 春は桜が舞い、夏はセミが泣いている、秋になるといろんな木
の実ができ、動物達は冬にそなえ、冬は凍えながら道を行く そんな季
節の移り変わりを感じ歩いて行く 道のある限り・・・
でもふと、記憶のすみっこにあるものがどんどん湧いてくる。それは
とても温かく、優しいもの、そして冷たいもの・・・
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「おとうさん、もっとあそぼうよー」
「もうそろそろひがくれるそろそろいえにもどるぞ いえでかあさんがしょくじのしたくをしてるだろ」
「はーい」
てくてくてく ちょっと歩くと、池があったその後ろには、立派な灰色の大きな岩があった。
そこの池のそばには、ちょっと小さい家があった。とても小さいがチャオ達にとってはちょうどいい大きさだ
二人のチャオは、とびらをあけ、中に入っていった
「ただいまー」
おかえり」
中からチャオが一匹出てきたどうやら奥にキッチンがあるみたい
そのチャオは、木の実を皿にのせてもってきて 入り口の近くにある、小さな机に並べた
「ちょうどいまできたところだよ」
そういうと、まだこどものチャオがいすにはい上がるように座った
「いただきま~す」
ここまでは幸せだったのだけど・・・
3時間後 家の中は静まりかえっていたみんな寝たようだすると突然
こどものチャオが持ち上げられた、その時こどものチャオはぐるぐ るマークを出した。向きを変えてみると、ここの土地のおーなーとか言うが目の前にいた。ぐるぐるマークを?マークに変えた。
「なにをするチャオ?せっかくねてたのに」
「さよならだ」
そういったのが最後だった、何も言わなくなり、げーむぼーいあどば んすとかいう機械とつなぐ機械の中に投げ入れられた。
ここで記憶は途切れている その後目の前が真っ暗になり、見知らぬ 場所にいた、森だった どこの森かは分からないだがいっぱいチャオ がいた、だがみんなくらい、顔をしていた
とりあえず家に戻ろうとした、だが近くを周っても家はなかった。
そこからだ、僕は、旅をしている ただ家に帰りたいだけ、お父さん やお母さんに会いたいだけなのにどこにもない
何年も歩いているうちに一番最初の森に戻ってきた。なぜ家が無いの か疑問が生まれた
とりあえず答えは生まれないと思いながら森のチャオ話しかけてみ たやっぱりみんなくらい顔をしていた だが答えは生まれたこんな事 は聞きたくはなかった。
「俺たちは、捨てられたのさ もう家になんか戻れない この世界に 家は存在しないんだよ」
おーなー は僕がじゃまになったのだろうか?
でも希望は捨てられなかった。どこかにあるはずだ
そう思い、二度目の旅に出た。
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でも、この世界には存在しないのか最近そう思い始めていた、やは りあのチャオの言うとうりだったのだろうか・・・