第一章 悲劇 1 ブラックホールの怪物

ここは、星の世界。ここに住むチャオたちは、空気がなくたって大丈夫。

みんな、広い宇宙の無重力で遊んでいる。家は、小さな星だ。

ここに、白ツヤ ニュートラルコドモの、『スター』というチャオがいた。

スターは、青い星に住んでいる。

みんなはこの宇宙に住むチャオを、星チャオとよぶ。

だが、星チャオは、おきてを破ったりすると、ブラックホールに吸い込まれてしまうんだ。

スター「ファァ~ア、あ、太陽が・・・・・もう朝か・・・・」

ゲン(スターの友達)「オ~~イ!!!」

ゲンが走ってきた。

ゲン「遊ぼうぜぇ!!」

スター「あぁ~~あ!!コラ!!ダメだろ!!!」

ゲン「え?何が?」

スター「おきてに、朝早くから遊ばないってあるだろ!!」

ゲン「何言ってんだ、お前。もう昼だぞ、」

スター「え!?そんなに寝たのか!!」

ゲン「さぁ遊ぼうぜ!!」

スター「じゃぁ、無重力広場へ行こうよ!!」

無重力広場とは、とてつもなく浮いてしまう広場だ。

フワフワ・・・・・・・

スター「楽しい~~!!」

ゲン「フワフワ~~・・・・」

だが、そのとき、

コォオオオオオ・・・・・・・・

スター「ん?何かきこえない?」

ゲン「ブラックホールの音だ!!」

スター「可愛そうに、誰かがおきてを破ったんだな、」

スターたちは、誰かがおきてを破って、ブラックホールがきたのかと思った。だが、それは違かったのだ。

ゴオオォオオオォォォーーーー!!!

スター「え!?俺たちの方に近づいてくる!!!!」

ゲン「えぇっ!?俺たちおきてを破ったか!?」

スター「破ってないよ!!!」

スターたちは必死で逃げた。

なんと、ブラックホールが、暴走していたのだ。たくさんの星チャオを吸い込んでいった。

そして、残ったチャオは、スターとゲンだけになった。

ブラックホールは、真っ黒な怪物に変わった。

怪物「ゲハハハハ!!!もう宇宙は私だけのものだ!!!」

スターとゲンは隠れていた。

そして、怪物は去っていった。

スター「ブラックホールが怪物になった・・・・!!?」

ゲン「みんな飲み込んじゃった・・・・・・」

スター「行くしかないよ!!」

ゲン「え!?」

続く

この作品について
タイトル
スペースチャオ
作者
雷神(プラズマ)
初回掲載
週刊チャオ第143号