第一話 進化停止病
ここは、仙人島。仙人チャオが持ち主の島なので、仙人島という。
仙人チャオは、顔いっぱいに白いひげ、体と目玉しか見えないくらいひげが生えています。ここに、二つの卵があった。仙人はその卵から生まれたチャオを、大事に育てた。
目つきが悪く、歯がギザギザしている方を、レオと名づけた。
目つきは普通で、口がにっこりしている方を、ラオと名づけた。
レオが兄で、ラオが弟の、兄弟だ。二匹はソニックチャオになるのが夢で、森で、小動物のチーターをいつも捕まえていた。そして進化したのです!ソニックチャオなりかけに!!黄緑のはだに、緑の三本線!
そしてさらにチーターを捕まえてきた。体のパーツはチーターだけ!!
きれいな奥さんも見つけた。卵を生んで、一才になった。どんどんハシリをあげ、肌の色も濃くなってきた。夜の会話もいつも同じ、
ラオ「明日進化するかなあ、」
レオ「進化するよ、」
だが、何年経っても進化はしなかった。しかも、自分たちより先に、奥さん、子供が寿命で死んでいく。・・・・
レオ「おい!仙人!!なんで何年経っても進化しないんだよ!!」
仙人「・・・・・・・・・・・」
ラオ「ねえ!仙人さあん!!」
仙人「・・・・言いたくなかったが、仕方がないのぉ・・・実はのぉ・・・お前らは、・・・・・・」
レオ「なんなんだよ!!」
ラオ「言って!仙人さん!!」
仙人「・・・・・進化停止病なんじゃ・・・・・もう進化できんよ・・・」
レオ、ラオ「!!!!!」
仙人「一度進化してから、わかったんじゃ・・・・もう、進化せずにお前らは寿命を迎えるだろう・・・・あきらめろ。・・・・・」
レオ「やだよ!!ソニックチャオになれないなんて、・・・!!」
ラオ「せっかくここまできたのにい・・・・・!!」
仙人「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ラオ「何か言ってよ!!!」
仙人「・・・・・・・・・・もう無理な事だ・・・」
レオ「あきらめたくないよ!!!」
仙人「うるさいわい!!!!!だれでも必ず夢が叶うもんじゃないんじゃぞ!!」
レオ、ラオ「!!!!!」
ラオ「そうだ!!あの悪いドラゴンチャオを全て倒せば悪さもなくなるし、夢もかなうって噂があるじゃないか!レオ兄さん!」
レオ「そ、そうか!!」
仙人「バカか!そんなに簡単にドラゴン軍団を倒せるわけないだろ!もうあきらめろ!!!」
レオ「うるさい!!!行くぞ!ラオ!!」
ラオ「OK!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダァッ
仙人「ったく、行ってしまったか、はぁ、・・・・ドラゴンチャオのボスはわしでやっと互角に戦えるくらいなのじゃ・・・わしより弱いあいつらが勝てるわけない!!・・・・しょうがない、止めるのはかわいそうだな、ちょっと見てみるか、」
ビュゥゥーーーーーーーーーーーーー!!!!
仙人チャオは、水色の薄い雲の上に飛び乗った。そしてレオとラオの様子を見に行った。
続く。