決定稿編
ボク、オモチャオ!
ついに、チャオワールドに舞台が建ったチャオ。でも、園長先生はどういう演劇をすればいいか迷っているチャオ・・・
園長「オモチャオ君、チャオはどういうジャンルが好きなんじゃろうか」
オモチャオ「う~ん、ボクはロボットだから分かんないチャオ」
園長「う~む、やはりヒーロー物じゃろうかのう」
オモチャオ「それチャオ!少年レッドを資料にするチャオ」
少年レッド。それは以外に知る人が、チャオブリーダーの中では知るものが少ないとされている。大正浪漫を基調としたゲーム「サクラ大戦」に出た劇である。それにしても、何故オモチャオが知っていたのか、それは誰にも分からない。
園長「ほぉ・・少年レッドかのう・・・ワシもサクラ大戦轟華絢爛
見て面白いと思ったわい。少し文字って少年ブルーじゃ」
実は園長、帝國歌劇団の大ファンだった・・・それはともかく、さっそくオーディションに向けての配役を考え始めるオモチャオと園長。
オモチャオ「まずは少年ブルーチャオ。それからチャオ・・・ドクロXみたいな悪役と、その手下も必要チャオ」
園長「エッグマンみたいな名前はどうじゃ?ほれ、例えば・・・タマゴXとか」
オモチャオ「分かりやすいチャオ。でも・・・クマ殺しのゴウリキに、貴公子デュークに、千年杉のオババに、地中海の赤い風・・・これらを文字るのは難しいチャオ」
園長「それに、仲間の名前も新たに考えないといかんのう」
ボクたちは、それからウンウン唸り続けたチャオ。考えること三週間、唸り続けた甲斐があったチャオ・・・
園長「よし・・・プリンス19、チャオ転ばせのブンブン、一年ヤシのチャオババ、チャオローズ・・・敵の役の名前はこれでいいわい」
オモチャオ「えーと、仲間は・・・っと、オーディションのお楽しみにするチャオ」
こうして、舞台の進行が本格的に始まったチャオ。オーディションの出場はまだ間に合うチャオ~
序章は、122ページにあるチャオ!