最終話 ページ1
チャオ。
それは、すんばらしいぷるぷる。(≧▽≦)
チャオ。
それは、こにくらしいぽよぽよ。(≧▽≦)
レアチャオ。
そしてそれは、ゲムキューユーザーのみに許された、神秘のチャオどものことである!
レアチャオ戦隊キャラチャオン!
チャ~オチャ~オ、チャ~オチャ~オ。
世界中に一匹しかいない
どんなチャオもすべからくレアチャオだぜ~。
産まれたてから世話をしていれば、
どんなチャオでもかわいく思う。
マユに包まれない悲しいキャラチャオ。
昇天の代わりに、チャオの森への旅をささげよう。
チャオッチャ!チャオと明日へ。
だんだんすたれてくチャオを守りたい。
チャオッチャ!ぷにぽよ全開。
君のガーデンにレアチャオは~、い~るぅ~。
レアチャオ戦隊キャ~ラチャオン!
これまでの概要
『あなた達五人がチカラを合わせれば、どんな困難もきっと、乗り越えられる。』
チャオガーデンを後にするキャラチャオンを勇気付けたその言葉。
その言葉に支えられ、チャオの森への旅を続けてきたキャラチャオン。
しかし、そんなキャラチャオンの前に立ふさがったのはなんと、その言葉をキャラチャオンに贈ったカオッシーズだった。
カオッシーズはチャオトレーナーにゲットされ、チャオマスターであるオモチャオの言うがまま、キャラチャオンに襲いかかる。
五人のチカラを合わせ、カオッシーズを元のかわいいカオスチャオに戻そうとするキャラチャオン。
しかし、チャオマスターの絶大なチカラの前に、チカラを合わせたキャラチャオンの絶対究極奥義も通じなかった。
『あなた達五人がチカラを合わせれば、どんな困難もきっと、乗り越えられる。』
そう言ってくれたカオッシーズを救えなかったキャラチャオン。
自らの無力さを痛感したキャラチャオンではあるが、同時にカオッシーズを救える方法も見いだしたキャラチャオン。
しかし、カオッシーズを救う為には一度この場を離れ、体勢を整えなければならない。
それは、一時期とはいえ、チャオトレーナーにゲットされてしまったカオッシーズを、そのまま放っておくこと。
その事にキャラチャオンは、心を痛める。
キャラチャオンはカオッシーズを救う為、泣きながらその場を逃げ出した。
登場人物
テイルスチャオ…
ツヤツヤになりたいかわいいチャオ。
エミーチャオ…
ツヤツヤになりたくないかわいいチャオ。
そのた…
もろもろ。
…(o_゙_)o
舞台背景…
そこら辺のこじんまりした公園。
キャラチャオン達の前に立ちふさがったのはなんと、イインチョウとイインチャウだった。彼等はチャオトレーナー四天王の一人、オモチャオに操られていた。チャオをポ○モンみたいにメジャーにするため、チャオをゲッツ!して育てて戦わす。その過程でポケモ…もとい、チャオとの心の交流をはかる。そう、チャオトレーナーはチャオと一緒に成長していくのである。さあ君も、レアチャオげっとちゃお!
最終章
明日のレジェンド。
「助けられなかったちゃお…。」
どしゃぶりの雨が降るなかを、テイルスチャオは走ります。
友を助けてあげられなかった、自分の無力さを呪いながら。
こてっ。
舗装されたコンクリートの歩道の水溜りに足を滑らせ、テイルスチャオはこけた。
転ぶ時にお手手をつこうとしないチャオは、顔面から地面に叩きつけられ、そのまま顔面を地面にこすらせる。
「い、痛いちゃお、…、ぐすっ。」
普段なら、顔面をこすったくらいへっちゃらなチャオではあるが、今のテイルスチャオは違った。
「ぐすっ。ぐすっ。」
テイルスチャオの瞳から、大粒の涙がこぼれます。
テイルスチャオは地面にすっころんだまま、雨に打たれたまま、いつしか大泣きです。
「ひ~んひんひんひん、ひ~んひんひんひん。」
地面にひれ伏したままのお顔を、激しく左右に振ります。
例えようの無い悲しみを、打ち消すかのように。
降りしきる雨はテイルスチャオの周りに小さなお池を作ります。
いつしか雨はやみ、水溜りの中に小汚いぷにぽよが浸かってます。
そのぷにぽよの頭とおぼしき箇所の前方に、小さな球体が浮んでます。
これでそのぷにぽよが、チャオであることがなんとか分かります。
「テイルス…チャオ…?」
そこへ一匹のチャオが近づき、小汚い体ではなく、その浮んだ球体をつつきます。
ポン!
ポコッ!
小気味良い音をたて、球体は棒状にその形を変えます。そして、つついたチャオを突き飛ばす。
「ちゃお?」
水溜りに浸かった小汚いチャオはすっくと立ち上がると、前方でこけてるチャオに気が付きます。
「ちゃお?エミーチャオ?こんな所で何してるちゃお?」
「わ、分からないちゃお?なにが起きたちゃお?」
テイルスチャオが声をかけてみるも、エミーチャオはぐるんぐるんとお目目を回してます。
「だ、大丈夫ちゃおか?」
そんなエミーチャオを見て、テイルスチャオは慌てて駆け寄ります。
しかし、エミーチャオは突然逃げ出します。
「ぴぎゃ~!」
「待ってちゃお~、エミーチャオ~!」
そんなエミー