ぴあのチャオ

チャオガーデンのチャオ達が、チャオ幼稚園へ行こうとチャオロビーを通ります。
するとそこには、一匹の見慣れないチャオがいます。

見たこともないそのチャオに、チャオガーデンのチャオ達は話しかけます。
でも、その見たことも無いチャオは、なぜかなぜか何も答えてくれません。

チャオガーデンのチャオ達は、こいつおかしいちゃお。と、チャオ幼稚園に連れてくことにしました。

チャオ幼稚園の保健室の医者チャオが早速そのチャオを診察します。

しかし、医者チャオにもまったく判りません。
チャオの性格はもちろん、転生回数や泳ぐのが得意なのか力がかなりつよいのか。
どんなチャオを診ても、たちどころに判るという医者チャオ。

そんな彼にも判らない。


とりあえずそのチャオは、クラスの一員として、腹筋運動やら拍手やらお昼寝やらをやらせてました。

ある日のおけいこは、お絵描きでした。
人数が集まらなかったのでそのチャオにもお絵描きさせてみました。

みんなはケーキやくるまや美少女を描く中、彼はなんと、見事なグランドピアノを描きました。

生徒のチャオ達は、彼が何を描いたのか判りません。
しかし、教官のチャオ達は驚きます。

グランドピアノ。

以前はチャオのたしなみの一つに数えられていました。
しかし、根が単純なチャオには打楽器系がお似合いであり、鍵盤を弾かせるなんてことは、チャオには不似合いでした。
それ故ピアノというおけいこは、闇に葬られたのです。

とりあえずそのチャオは、『ピアノチャオ』と名付けられました。

ピアノチャオはどうやら、チャオ開発時期の生き残りのようです。
いわゆるチャオのプロトタイプです。

今いるチャオは、量産タイプのチャオなため、今さらピアノチャオをチャオガーデンとかに放つこともできないんで、ピアノチャオにはチャオ幼稚園の教官になってもらいました。


お歌のおけいこの時は、ピアノチャオの伴奏でお歌を唄います。



だ~れもしらないしられちゃいけ~ない~。

ピアノチャオ~はだ~れ~なの~かぁ~。

なにも~、い~えな~い~、はなし~ちゃい~けな~い~、

ピアノチャオ~は、だ~れ~なの~か~。


う~ん、なんなんだこれは(゚▽゚)

この作品について
タイトル
ぴあのチャオ
作者
あさぼらけ
初回掲載
週刊チャオ第168号