予告編
「世界じゅうの争いがなくなっちゃう方法ってあると思う?」
「考えたこともないな。」
「小さな子どもが考える「世界」って皆平和だよね。だから…」
「だから?」
「不老不死だよ!もしこの世界が天国ならきっと争いなんて…」
【不老不死】
【誰もが一度考える、人間の夢。】
「心のどこかで思いましたよ。死がなくなるような成果を生み出せれば…って。」
「それは神様の専売特許ってな、人間は所詮土くずとなる運命や。」
【その夢が現実となる時。】
「信じられなかったよ、私の功績全てがあれのために…。」
「アンビリバボーってな。」
【世界は】
【吉夢となるか…。】
「全ての人間を笑顔にする。今世紀どころの発見じゃあないわね。」
「まるで魔法じゃないか!!」
【悪夢となるか…。】
「数字でいうと0と1の狭間。終わる事無く永遠に留まることを義務付けられるわけだ。」
「数学のできない俺にすれば地獄だな。」
【絶対の規則が崩壊する時】
「参加者全員が同じ議題じゃないと訳わからんことなるよな。」
「それと同じだ。もし今から重力というものが消滅するとだな…」
「お~しまい だよ」
【混乱の先に】
「そいつをよこせ!!」
「鉛弾ならいくらでも差し上げますよ?」
「そんなもの研究なんかじゃない!ただの人体実験だ!!」
「殺すという言葉の意味なんて失われる、世界のあり方さえ変わるだろう。」
【新たな常識が】
「銃も刀も手榴弾もましては核も存在価値がなくなる。」
「大人から見た子どもはいつまでも可愛らしいものだけどさ…当の子ども達は意外と残酷なもんなんだよ。」
「そして今、我々は神々と呼ばれるにふさわしい力を手に入れた!!」
「神話なんて糞喰らえだ!」
「西暦が…消える。」
【生まれる】
「こいつが…御子…」
「Ciao?」
「Chao!」
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