大きな2匹の天使チャオと小さなチャオ達
ある空の彼方に平和なチャオガーデンがありました。
そこには大きな2匹の天使チャオと
小さなチャオ達がいました。
2匹のチャオは今日も大変
皆のためにセッセと木々に水をやる。
2匹のチャオは今日も大変
皆を起こすためにベルを鳴らす。
2匹のチャオは今日も大変
皆の悩みを聞くために。
2匹のチャオは今日も大変
皆に言葉を教える。
皆は2匹のチャオが好き・・・・
2匹のチャオは皆が好き・・・・
そんなチャオ達は歌が好き・・・・
2匹のチャオは今日も大変
僕らのために実を運んでくれる
2匹のチャオは今日も大変
お日様のあいさつに遅れないように起こしてくれる
2匹のチャオは今日も大変
僕らに愛を与えてくれる
2匹のチャオは今日も大変
僕らに歌を教えてくれる
僕らは君達が好き
君達は僕らが好き・・・・・
そんな・・・ある日のこと・・・・
一匹の小さなチャオが、2匹の大きなチャオに言いました。
「君達はどっちが偉いの?」
すると
「僕は君達がお腹を空かせないためにセッセと働くよ。」
「いやいや僕なんか君達が寂しがらないように暖かく見守っているよ。」
と、2匹のチャオは口々に言い合い始めました。
チャオ達の世話も忘れて言い合いました。
どんどん木々が元気なくし実を実らさなくなるのも
チャオ達の元気がなくなるのも
みんな忘れて夢中で言い合いました。
時は経ち
2匹のチャオは言い止みました。
すると自分たちが真っ黒なチャオになってることに気付きました。
もう遅かったのです。
2匹の大きな天使チャオが好きな小さなチャオは、もう何処にも居ません。
木々も元気がなく枯れ果ててしまい
ガーデンには2匹の大きな黒いチャオしか居ません。
2匹の大きな黒いチャオは
大きな涙を出して
大きな泣き声を出しました・・・・・・。
2匹のチャオは今日も大変
僕らのために実を運んでくれる
2匹のチャオは今日も大変
お日様のあいさつに遅れないように起こしてくれる
2匹のチャオは今日も大変
僕らに愛を与えてくれる
2匹のチャオは今日も大変
僕らに歌を教えてくれる
僕らは君達が好き
君達は僕らが好き・・・・・。