夏を愛するチャオ

これは夏を世界一愛するチャオの話である・・・

チャルス「夏だー!!!」

チャーコ(母)「ちょっと!ランドセル忘れてるわよ!」

チャルス「ランドセルなんていらねえよ!夏は水に強いこれだよ!」

そういってプールバックをたたいて走っていった・・・

チャルス「夏だー夏だー!」

そういって川に飛び込んだ・・・

・・・20分後・・・学校・・・

チャブ「チャルス・・・びしょぬれじゃん!」

チャチャ「川で泳いだの。」

チャルス「気持ちよかったぜ!」

するとチャルス黒板に書いてある夏休みのカウントダウンを書きかえた・・・

チャリコ「その書きかえだけはマメだな!」

チャルス「あと31日で夏休みだー!」

夏休みに体調を崩したり怪我をするのは許されないのである・・・

そして夏休みが始まるまで無駄なエネルギーを使ってはいけないのである・・・

・・・翌朝・・・

チャルス「いつの間にか・・・あと1日だー!!!!」

なぜあと一日かというとチャチャが黒板を綺麗にしていたとき31の3が消えてしまったのである・・・

チャルス「って言うことはすでに7月下旬か!」

チャチャ「明日から夏休みとか言ってるけど?」

チャブ「あっ!体の筋肉が引き締まってく!」

チャリコ「夏休み用の体になったんだ!」

チャルス「プールだ!プールだ!」

だが、まだプールは水が入っているわけがない・・・

チャルス「水入ってないじゃん!泳ぎてー!!!」

・・・2時間後・・・

チャリコ「みんなこっち来てー!」

チャチャ「何これ!」

そこにはピカピカになって水が入ったプールがあった・・・

チャルス「気持ちいいー!」

チャリコ「すごい!」

チャルス「明日から夏休みだー!」

・・・翌朝・・・

チャーコ「今日から夏休み?何言ってんの?」

チャリコ「まだ1ヵ月先だよ!」

一度夏休み用にセットされた心と体にはあまりにも苛酷な登校となった・・・

完!

この作品について
タイトル
読みきり「夏を愛するチャオ」
作者
麒麟(麒麟と銀鱗)
初回掲載
週刊チャオ第128号