なつのおもいで
ある所で、2匹のコドモチャオたちが、夏の思い出を話し合っていました。
「チャオは、海へ行ってきたちゃお!!」
「ほんとちゃおか?いつのまに!?」
ピュアチャオの発言に、白チャオは驚きます。
「ガーデンのみんなと行ってきたちゃおよ。
ほら、あのホテルの側にある、綺麗な海ちゃお」
「エメラルドコーストちゃおか」
「そそ、それで、一緒に来てたダークハシリの・・・名前忘れちゃったちゃお!
そいつを砂浜に埋めたりして遊んできたちゃお!」
「ええー、埋めたって、そいつチッソクしなかったちゃお!?」
「えっと、ちゃんと首は出したちゃおよ!」
ピュアチャオは画用紙を取りだして、クレヨンで絵を描きながら、白チャオに説明します。
「ダークハシリクンには、真上を見上げるような感じで、穴に入ってもらったちゃお
そんでもって、顔の周りだけを残して全部埋めたちゃお」
ピュアチャオは砂浜にダークハシリの顔だけが出ている絵を描きます。
「次に、この辺の砂浜のところにも砂を盛って、人の体の形を作ったちゃお」
ピュアチャオはダークハシリの顔の下に、人の首から下を続けて描きました。
白チャオはそれを見て、ちょい引いてしまいます。
「チャオの頭に人間の体が繋がってて、ブキミちゃおね・・・」
「この体を、いっぱい作り替えて遊んだちゃお!
変なポーズを取らせてみたり、女の人の体にしてみたり・・・」
ピュアチャオはそれらを思い出したのか、妙に顔がニヤけてきました。
「あ、あと、結構観光客とかにウケてたみたいだったちゃおよ」
「へ、へぇ」
白チャオはたじろぎます。
「だからそんなに、日に焼けたちゃおか・・・」