最終回・後編

ドロッパ「はぁ・・・・・、はぁ・・・」
ドロッパ「ウオオオォォッ!」

何かの煙が、ドロッパの身体から離れていった。

「フン、コイツもゴミ・・・か」

ジュエチャ「誰だ!お前は!?」

「誰だろうな。」

ジュエチャ「ならば、何故ドロッパの身体に居たんだ」

「コイツは使えると思ったんだがな・・・ダメだったようだな」

「消えろ。そして、俺がこの世界を支配する」

ジュエチャ「それは無理だな。何故なら、俺がお前を・・」

ジュエチャ「殺すからだ」

「やってみせろ」

ジュエチャ「いいだろう。・・・・・マインド・ブラスト!」
煙の周りの壁は崩れ始めたが、煙には変化が無かった。

「これで終わりか?まだまだ死なんぞ」

「ウオッ?」
突然、煙が揺れ始め、消えていった。

ジュエチャ「風を起こすと消えるんだよな・・・・煙は」

ジュエチャ「これで・・・・終わりか・・・」

バタッ



ジュエチャ「う・・・・うん?」
チャオラン「目、覚ました?」
ドロッパ「ク・・・」
ジュエチャ「生きてたか。ドロッパ」
ドロッパ「ああ、辛うじてな」
ヒスイ「一部始終は聞かせてもらったよ。ドロッパからな」
ジュエチャ「そうか・・・・ん?」

ジュエチャの目先には、ガルドとホロナが立っていた。

ガルド「何か知らんが、気付いたら・・・な」
ホロナ「私もだ。」

ジュエチャ「で、ミストはどうして?」
ドロッパ「アイツは元々霧に近かったからな」


ジュエチャ「これからどうする」
チャオラン「別々に暮す・・とか」
ジュエチャ「じゃあ、俺はガルドとホロナと一緒に暮らそう」
ガルド「まぁ・・・いいだろう」
ヒスイ「俺も邪魔していいかな?ジュエチャ」
ジュエチャ「いいんじゃないか?」
ヒスイ「ワープするぞ!」
ヒスイ「まずは、チャオリンの家からだ」

シュッ


このページについて
掲載号
週刊チャオ第51号
ページ番号
69 / 69
この作品について
タイトル
無口なチャオの冒険
作者
めんちかぶ~ら(めんちか)
初回掲載
2002年10月13日
最終掲載
週刊チャオ第51号
連載期間
約4ヵ月13日