魔法の箱
■ 注 意 ■
■注1) 十分ほどで書き上げたつまらないお話です。
ネタも無理やり搾り出したものなのでかなり微妙です。
■注2) ネタですので短いです。
■ 魔法の箱 ■
そこには魔法の箱と言うものがあった。
その箱は大きく、鉄でできており、横側には大きめな鍵穴があった。
あけるとすごいことが起こると今まで伝えられていて、それを守る部族なども出てきた。
故にそれをあけようなどと思う愚か者もいたが、防人の部族によって守られてきた。
防人の部族はその箱を守ることが義務であり使命でもある。
防人の部族が生まれたのはとうの昔。
一生を守るためだけに使ったものもいる。
しかしこの魔法の箱はそれだけ重要なものなのだと伝えられていた。
ある日のこと
小さなチャオがこの箱の近くで遊んでいた。
防人の部族の子供なのだろう。見張りをしている者は特に警戒してない。
小さなチャオは箱に興味を示し、じっと見つめ、箱についている大きな鍵穴を見つけた。
そしておもむろに自分の手をその鍵穴に突っ込んだ。
ゴゴゴ・・・という音と共に鉄の箱のふたゆっくりとが開いていく。
周りにいた見張りのものもその音に気づき、走って近づいてきた。
箱が完全に開いたときには周りにたくさんの人がいた。
何百年、何千年という時を超えて箱が開かれたのだ。
部族の長が箱の中をゆっくりと覗き込む。
緊張の一瞬に野次たちはごくりとつばを飲んだ。
中に入っていたものは・・・ちっちゃな爆竹(ばくちく)だった。
当時じゃ爆竹は物凄い大発明だが、今では簡単に作れる。
そんなつまらないものが中に入っていたのだ。
こんなものを守るためだけに一生を費やしてきた先祖の意味はどうなるのだろうか?
- 完 -