第五十一話 ウェーブとカオスたちの過去

ロインたちに連絡が来なかった。ウェーブは何をしていたのだろうか、

最上階

ライプ「え・・・・・?ヒ・・・・・ヒータ・・・・・・?」

ウェーブ「・・・・・・・・・・・・・」

ドン!!!
ウェーブが大きな水色のテーブルを叩いた。そこに、ひびが入った。

ウェーブ「うああああああ!!!!!ヒィタアアアアアア!!!!!」

ライプ「う・・・・・う・・・・・うあああああ!!!!」

ウェーブ「俺の・・・・・・カオス軍団を・・・・・・殺しやがってええ!!!!うああああああ!!!!」

ウェーブとカオス軍団は、昔、仲良しだった。

過去(十年前)

番外編は見ただろうか、ウェーブとチャージの過去を。スタラに拾われ、ウェーブを王にしてくれた。その続き・・・・・・

スタラ「君は王だ。君の波を操る力、気に入ったよ、ウェーブキャッスルを作ったよ、君はそこに暮らしてくれ、」

ウェーブ「お、俺、スタラ様と離れたくないよ、」

スタラ「僕はいつでも君の心の中に話し掛けれるから、安心して、」

ウェーブキャッスル

ウェーブ「うあああ!!最上階っていいね、わ!この水色のテーブル!水晶がバラまかってるよ、いいねぇ~、こういうとこ、」

スタラ「今君の心に話し掛けている。どうだい?居心地は、」

ウェーブ「最高だよ!ありがとう!スタラ様!!!」

スタラ「フフフ・・・・・じゃあね、」

ウェーブ「スタラ様っていいチャオだぁ!でも、俺らは悪に生きるんだ、ここで甘えてばかりじゃだめだ!」

ウェーブは外に行って、波使いの練習をした。

ウェーブ「それっ!とりゃあっ!いっけぇっ!!」

???「へへ、もうちょっと腰を曲げるといいみたいだよ、」

???「ギヒヒ、俺たちも練習にまぜてよ、」

???「いいだろ?俺たちも悪なんだからさぁ、」

ウェーブ「だ、誰だよ!ん?カオスチャオ?」

ライプ「俺は・・・・ライプ!!」

ヒータ「俺は・・・・ヒータ!!」

ダント「そして一番のリーダー、俺様、ダントだぁっ!!!!」

ウェーブ「わぁお、カオス軍団だ、」

ライプ「なぁ~あ、練習にまぜてよ、」

ヒータ「俺たちの部下にしてやっからさぁ、」

ダント「そうそう、同じ悪だ、敵じゃないぜ、」

ウェーブ「それは反対だ、俺の部下にしてやろう、俺は、ウェーブキャッスルの王だ。なんなら決闘するか?俺に勝てたらウェーブキャッスルの王を譲るよ、」

ライプ「じゃあまずは俺から・・・・」

ウェーブ「全員で来いよ、」

ヒータ「なにっ!?」

ダント「甘く見るなよ、まぁいい、あとで血まみれになって後悔するなよ!」

そして、その戦いは三日続いた。
ライプと、ヒータが倒れ、もう一人がダント、

ダント「くっそぉ、負けねぇぞ!ははっ!」

ウェーブ「うるせぇな、こっちだって、負けねぇぞ!ヘヘッ!」

二匹とも楽しそうだった。

だが、ダントが倒れ、ウェーブが勝った。

ウェーブ「俺に勝てる奴はスタラ様以外いねぇっつぅの!」

ダント「まいったまいった、気に入った!俺達を友達にしてくれよ!」

ライプ「ここの部下になるぜ!」

ヒータ「友達いねぇんだろ?」

それから毎日毎日遊んでいたんだ、

スタラ「いい友達ができましたね、ウェーブ、」

スタラがにこっと笑った。



ウェーブ「なのに・・・・・俺の友達をぉっ!!!許せない!絶対殺してやるぅっ!!!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第120号
ページ番号
57 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日