加筆修正版 第1話 「突然の出来事」

ここは2XXX年のチャオワールド。
ここでは天王率いるヒーローチャオ軍と魔王が取り仕切るダークチャオ軍が対立し、
多くのチャオが戦争に巻き込まれていた。
そんな状態にもかかわらず中立をとる集落があった。
そここそが、「センターカントリー」
さて、この物語はこの国のある学校から始まるのである。

―15:45 センターカントリー中学校2年2組の教室―

ここでは社会の授業が行われていた。

社会教師ティンチャ「というわけで、現在も戦争が続いているのです。」
生徒一同「へぇ~」

???「あの!!」

そう声が聞こえると、一人の赤い生徒チャオが立った。
彼の名前は「チャンス」。親がいないが、全然元気に暮らしている。

ティンチャ「なんですか?チャンス君」

チャンス「結局何が原因で戦争が起こっているんですか?」

その質問に彼女は頭をかしげた。

ティンチャ「さあ・・・それはちょっとわからないわね・・・・」

チャンス「そうですか・・・」

キーンコーンカーンコーン

そのときグッドタイミングと言わんばかりにチャイムがなった。
ティンチャ「はい、では終わります。」

―放課後 2/2教室―

チャンスはある友人と話をしていた。

チャンス「しっかし、結局原因はなんだったんだろう・・・どう思う?シュン。」

シュン「さあ・・・シュンヤにもわからないです。」

彼の名はシュンチャオ。チャンスのクラスメートにして大親友である。

チャンス「そうだよな・・・。先生にも分からないんだからな・・・」

シュン「じゃあ、シュンヤは部活にいくから・・・。」

チャンス「おお!!サッカー頑張れよ!!」

シュン「じゃあね!!」

彼はさっそくグラウンドへ走っていった。

チャンス「さて、オレは帰るか。」

―16:15 チャンスの帰宅中―

チャンス「フンフンフーン♪」

チャンスはのんきに鼻歌を歌っていた。
ところが次の瞬間、彼はすごいものを見ることになる。

チャンス「な!?人(つーかチャオ)が倒れているぞ!!!」

それはボロボロに倒れていた1人の女の子チャオであった。

チャンス「おい!!大丈夫か!?」

?チャオ「う・・・う・・・」

どうやら、少しだけ意識はあるようだ。

チャンス「とりあえず村長の家へ!!!」

―村長の家―
ここは村長の家。実はチャンスの家でもある。
チャンスは家のイスに座っていた。
さすがに彼女が気になって足がイラついている。
そこに村長がやってきた。
あっけに取られた顔をしていた。

チャンス「どうですか?」

村長「うーむ読んできた医者によると、何者かによってボロボロにされたのが原因だそうだ。」

チャンス「それで様態は?」

村長「幸い軽い火傷と体にダメージだけなので無事だそうだもう話もできるぞ。」

チャンス「ほんとですか!?」
チャンスはホッとした。

村長「じゃが・・・ワシの記憶が正しければ、おそらく彼女は天王の娘。つまりヒーロー国の王女じゃ」

チャンス「な!お姫様!?」

村長「だが彼女はキオクを失っているみたいでのう」

チャンス「き、記憶喪失・・・」
その時


????「よお、邪魔するぞ」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第121号
ページ番号
1 / 20
この作品について
タイトル
光と闇の行方・・・
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第91号
最終掲載
週刊チャオ第122号
連載期間
約7ヵ月6日