~平和という名の終着点~ 番外編 エクサの大怪我
これは今から6年前のエクサの話。痛かった思い出なので、もちろん本人も覚えている。
―ケインの家―
ケイン「エクサ、俺はちょっくらタバコ買いに行ってくっから、留守番頼むわ。」
エクサ「任せとけ!」
ケイン「じゃあ行ってくるぜ。」
ケインはドアを開け、外に出て行った。
俺の名前はエクサ、9歳だ!タイプはDRZ、完全白ピュアのチャオだぜ!よろしく!
ちなみに特技は銃を扱う事だ。マシンガンでもライフルでも何でも来い!俺は銃を使う事の天才だ!
エクサ「さて、どうやって暇を潰そうかな・・・あ!親父、G・マグナム机の上に忘れてら!
親父は「使えるわけ無い」って触らせてくれなかったけど、絶対ぇ俺なら使いこなせる!ちょっと撃ってみるか!」
俺は銃撃練習場に向かった。銃撃練習場は俺の家の一階にあって、15m先の的に向かって銃撃の練習ができる!
俺はライフルで十発中九発ド真ん中に当てた。だから言ってるだろ、俺は銃を使う事の天才だ!
俺は銃撃練習場に着いた。つってもリビングから20秒もかかんねぇけどな。
エクサ「よーし、ここをこうして、と。よし、準備完了!」
俺はG・マグナムの発射準備をした。他の武器に比べると結構複雑だったけど、俺にかかれば簡単だ!何度も言ってるだろ!俺は銃を使う事の天才だ!
エクサ「行くぜ!発射ぁ!」
バキュウウン!!
痛てええぇぇ!!何でだ、俺は確かに的に向けて撃ったはずなのに!体が吹っ飛んで天井に撃っちまった!
天井に向けて発射されたG・マグナムの弾は、二階、三階の天井も貫き、さらには屋根まで貫いて外に出て行った。
エクサ「痛てぇ・・・両腕が・・・」
俺は両腕がどうにかなっちまったみてぇだ。あまりの痛さに俺はその場に倒れて動けなくなっちまった。
ガチャ!玄関のドアを開け、ケインが帰ってきた。
ケイン「ただいまぁ~ってあれ?エクサはどこだ・・・!!テーブルの上に置いてあったG・マグナムが無くなってる!
あのバカ、俺が忘れたからって勝手に使いやがったな!」
親父の声が聞こえ、練習場に向かう足音が聞こえた。
エクサ「お、親父・・」
ケイン「バカ。素人がG・マグナムを使うと肩の骨が砕けるんだぞ!」
エクサ「素人じゃねえよ・・」
ケイン「病院に行くぞ!」
親父は俺を連れてNTSの病院に行った。
どうやら俺は両腕を脱臼したらしい。脱臼だけで済んだのは奇跡だって医者が言ってた。
でも全治3ヶ月だってよ。畜生、あんなイタズラするんじゃなかったぜ。
エクサがG・マグナムを使った感想「とにかく痛い。痛すぎる。」
平和という名の終着点 番外編 エクサの大怪我 完