ぐるぐるえもーしょん
…
チャオは、はっと目が覚めました。
何か夢を見ていたような気がしますが、覚えていません。
するとそこへご主人様がやってきて、言いました。
「今日はお店で割引サービスをやっていたから、お前の大好きな丸い木の実をたくさん買ってきたよ」
そう言って一つ、チャオに丸い木の実を渡しました。
チャオはとても喜んで、夢中で食べ始めました。
「おいしいチャオ~!おいしいおいしい……――!
…
チャオは、はっと目が覚めました。
何か夢を見ていたような気がしますが、覚えていません。
するとそこへご主人様がやってきて、言いました。
「ガーデンにおいてあった木の実、勝手に食べたのお前だろう!」
と、チャオを怒鳴りつけました。でも、チャオは見ていました。お隣のガーデンから来たチャオがおいてあった木の実を勝手に食べてしまったのを。
ボクじゃない、と必死に説明しますが、ご主人様は聞いてくれません。
「ボクじゃないチャオ!ボクは食べてないチャオ……――!
…
チャオは、はっと目が覚めました。
何か夢を見ていたような気がしますが、覚えていません。
するとそこへご主人様がやってきて、言いました。
「ゴメンよ。もうお前とは一緒に暮らせないんだ。だから、今日でお別れだ」
と、チャオを抱いておでかけマシーンへと連れて行きます。
チャオは手足をじたばたさせて、涙を流して叫びます。
「そんな、いやだチャオ!さようならしたくないチャオ……――!
…
チャオは、はっと目が覚めました。
何か夢を見ていたような気がしますが、覚えていません。
するとそこへご主人様がやってきて、言いました。
「今日は日曜で天気もいいから、外で思いっきり遊ぼう!」
そう言って、チャオに向かってボールを投げました。
チャオは体全体を使ってキャッチすると、ご主人様に向かって投げ返しました。
「わーい、楽しいチャオ~!えいっ、えいっ……――!
…
チャオは、はっと目が覚めました。
何か夢を見ていたような気がしますが、覚えていません。