3話「決闘」 ページ4
○○番地の高速道路入り口。
人気がない住宅街に、エメラルドソニチャ・・・そう、ミュートである。
【ミュート】「・・・まさか本当に来るとはな、素人。」
【ローラル】「素人って・・・。」
完全に素人扱いである。
【ミュート】「まぁいい、もうすぐここでキッドが確実に通るはずだ。・・・来たぞ。
勝負の内容は・・・わかってるよな。言っておくが、キッドはかなりの技術がある。
オレもそうだが、常識を超えている。」
なんかミュートがかっこいい。
【ローラル】「き・・・キッド!?」
そう、作者がヘタ時代のときにローラルと対面した。あの怪盗キッドである。
シーフやそういう面々もいたはずだが・・・、作者の都合で多分でないかと。
【ミュート】「・・・来たぞ、50秒後にここから高速道路に上がったところでキッドが後ろに入れるだろう、ボートを準備しておけ」
【ローラル】「え、もう!?準備しなかや・・・。」
ローラルは自分のボートを準備している。
【ミュート】「ついでにいっておくが、専用機はオマエだけではなく、俺も持っている。フェアだ」
ミュートが準備していたのは・・・、なめらかなボディのスピードボートのエメラルド色だ。
後ろにはさらにエア放出口が3つに分けられていて、真ん中の放出口は大きく、ほかの
放出口は小さい。
解説:スピードボートは最高速と加速が高く、旋回もある程度できる機体。あいてのボートを潰すには
向いてないボート。ミュートはあんまりボートを潰さないため、さらに攻撃力が低くなっている。
【ローラル】「・・・これが・・・ミュート専用機・・・」
テレビでは有名だが、実物を見るのははじめてらしい。
【ミュート】「・・・5秒前だ、行くぞ」
二人ともがボートに乗った。
そして、ボートが浮かんだ。
5・・・
4・・・
3・・・
2・・・
1・・・
0!
二人とものボートがすごいスピードで上っていく!
【ローラル】(すごい・・・、使いやすい!)
そう思っ
前方には巨大な灰色のエアウィングをつけたキッドがいる。
【キッド】「ふぅ、しつこかったですね・・・、ん? また新手の追手ですか」
【ミュート】「わりぃな! 決闘の道具に使わせてもらうぜ!」
【キッド】「ふっ、ならばやってみなさい。現エアボート王者・ミュート!」
まさに久しぶりのシリアス場面だ。
オレンジ色の電光がついた高速道路で、今決闘が行われようとしていた!
To Be Nxet!|>|>