~ダークガーデンのヒミツ~ 3
エマ「またいきたいよう」
ロイド「だから―、駄目だって」
メッカ「いいんじゃね?放っといて」
ロイドはぽかんと口を開け、エマは「わーい」と両手を振り上げました。
ロイド「な・・・何でだよ?」
メッカ「いや、やっぱここはダークガーデンだし、ちょっと危ない位が丁度良い
かなって」
ロイド「何だよそれ・・・」
メッカ「大丈夫だって、逃げりゃいいんだよ。それにエマならあんな岩簡単にぶ
っ壊せるだろ」
忘れていた。
エマは、かなり力があります。多分自分と同じくらいの厚さがある壁でも、一発
で粉砕できるでしょう。
ロイドは半ば諦めたようにため息をつきました。
エマは瞳をきらきら輝かせながらじっとロイドを見つめているし、メッカはいた
ずらっ子のような笑みを浮かべていたから。
ロイド「はぁ・・・じゃあ何もしないよ。好きにしてくれ」
エマ「やったあ―!」
ダークガーデンの地面には、一つだけ穴が空いています。
そこはちょっと危険で楽しい世界への入り口。