~ダークガーデンのヒミツ~ 3

エマ「またいきたいよう」
ロイド「だから―、駄目だって」


メッカ「いいんじゃね?放っといて」

ロイドはぽかんと口を開け、エマは「わーい」と両手を振り上げました。

ロイド「な・・・何でだよ?」
メッカ「いや、やっぱここはダークガーデンだし、ちょっと危ない位が丁度良い
かなって」
ロイド「何だよそれ・・・」
メッカ「大丈夫だって、逃げりゃいいんだよ。それにエマならあんな岩簡単にぶ
っ壊せるだろ」

忘れていた。
エマは、かなり力があります。多分自分と同じくらいの厚さがある壁でも、一発
で粉砕できるでしょう。

ロイドは半ば諦めたようにため息をつきました。
エマは瞳をきらきら輝かせながらじっとロイドを見つめているし、メッカはいた
ずらっ子のような笑みを浮かべていたから。

ロイド「はぁ・・・じゃあ何もしないよ。好きにしてくれ」
エマ「やったあ―!」



ダークガーデンの地面には、一つだけ穴が空いています。
そこはちょっと危険で楽しい世界への入り口。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第309号
ページ番号
3 / 3
この作品について
タイトル
ガーデンのヒミツ 外伝 ~ダークガーデンのヒミツ~
作者
神崎揚羽(紅黒梓)
初回掲載
週刊チャオ第309号