第六話 ふーがはふせぎたいところだ
「うわああああああああああああああああああああああっ!!」
チャスケは、布団から勢いよく跳ね起きた。
「なんで6時に出ないと間にあわねぇのに10時に起きるんだよおおおおおお!!俺の馬鹿ああああああ!!」
階段を駆け下りるチャスケ。
しかし、メガネを忘れて、戻ってきました。
「ふっふっふ、これさえあれば、世界がよく見えるぜええええ!!」
そして、また階段を降りていきました。
「よし、あとこのパンに分量200gの砂糖を入れれば・・・」
チャリンはその時、慎重に朝ごはんを作っていた。
「よし、これをずらしちゃダメだ。絶対にずらすなよ・・・」
砂糖をパンに入れようとした時、階段方面からチャオライフラジオの打ち消し音の様な音がしました。
チャリンはあまりにもびっくりし、砂糖をこぼしてしまった。
「あいつの辞書に「学習能力」という言葉は載ってるんでしょうか・・・?」
そして、チャスケが勢いよく戸を開け、入ってきた。
「起こせよチャリン! 今日チャオタワー行けなくなるじゃねぇか! イケメンろっきゅんにあわせる顔がないぜ!」
「目覚まし時計、自分でセットしてませんでしたか?」
やれやれという風に、チャリンは尋ねる。
「なん・・・だと・・・? まさか・・・もしや!」
チャスケは階段を駆け上がった。
チャスケは階段を駆け上がる。
昨日は飛んでいたが、昨日忘れられていたショックで羽が機能しない。
「多分、一日経てば治るだろ。」
そう勝手に確信したチャスケは、ドアの前に立つ。
チャスケがバーン!!と戸を開け、目覚まし時計を置いておいた枕元を見る。
そこに、目覚ましの姿はなかった。
後から、チャリンが飛んでやってきた。
「ああ、目覚ましなら、壊れるのが勿体無くて買ってきませんでした。」
「なんで買ってこねぇんだよ」
「チャスケの存在共々記憶を保持する所から抜けてました」
「なんで忘れるんだよ」
「チャスケの影が薄いからです」
「ひどいぜ」
「ざまぁ」
ふと、チャリンは壁掛け時計を見る。
「チャスケ!バスが出てしまいます!またチャオタワーに行けなくなります!」
「そいつはたいへんだ!」
二人は、家から飛び出た。
朝ごはんも食べずに。
走りながら、チャスケはふと思う。
「そういえば、昨日も今日もチャリンが作った朝飯どうなったんだ?」
「近所の小動物が勝手に食べたらしいです」
「・・・勝手に入ってきてるのか?」
「・・・それはないでしょうね・・・」