特別編「過去の因縁」

このチャオ・テイル特別編は、サクラの村がメシアに襲われた時の話を書きます。シリアスです。ちなみにセリフで名前とかぎかっこがないものはサクラのセリフ(または心の中の声)です。

(現実)
私は・・・普通だったんだ。あの時までは・・・

サクラは夜に一人で考え込んでいた。

なぜ、私は・・・・・・・・・・・ふう。

だが、とうとう疲れて眠ってしまった。

そして、こんな夢を見た。サクラには悪夢と言える夢を・・・

~夢の中~
ここは、サクラの生まれた小さな村だった。ここは、平和だった。あの事件が起こるまでは・・・

~サクラの家~

サクラ「スピンダッシュ連打!」

チョコ「HA連打!」

さすがに姉妹。ゲームの腕も互角のようだ。(ちなみにサクラがシャドウを使ってチョコはエミーを使っています)

サクラ「負けるかー!」

チョコ「なんの!」

チャッチャッチャ~

サクラ「勝った!」

チョコ「あー!あそこであのショートカットを使っていれば・・・」

サクラ「そうしたらあそこでショートカットすれば無駄よ。」

3日後・・・

サクラがチャオ幼稚園から帰ると、そこには跡形のなくなった村だけがあった。そう、あの事件が起こったのだ。

サクラ「こ・・・これは!?」

サクラがその光景を見て言った。

サクラ「チョコもいなくなってる・・・」

そこには他に1匹のチャオがいた。そう、メシアである。

メシア「フ・・・ここも大した事ないな。」

サクラ「あんたは!?」

メシア「『メシア』だよ。ここを破壊したのも俺だ。」

サクラ「よくも・・・よくも!」

メシア「フ・・・ただのチャオに何が出来る!」

サクラ「はあああああ!」

サクラの手から青い玉が出現し、徐々に剣の形になっていく。これがサクラの魔法第一号となる、「ウィンドソード」だった。

サクラ「はあ・・・はあ・・・」

メシア「な!?」

サクラ「喰らえっ!」

シュッ・・・

どうやらかすったらしい。

メシア「クックック・・・意外だな。だがもう遊んではられん。」

そう言うとメシアは消えていった・・・

サクラ「メシア・・・いつか絶対に倒してやる!」

この後にサクラは色々な魔法を編み出し、剣技を身につけた。
そして・・・オルフェウスと出会うのであった・・・

FIN・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第77号
ページ番号
29 / 40
この作品について
タイトル
チャオ・テイル
作者
サクラ
初回掲載
2003年7月15日
最終掲載
週刊チャオ第99号
連載期間
約6ヵ月13日