第82話・二体の強敵

神雷「ほう。戦う相手も決まった事だし
フィールドを出すか。
いでよ、魔方陣。」

ブワン

神雷が言った途端、二つ魔方陣が現れた。

神雷「ここえ入れば、専用の戦場が出てくる。」

神風「じゃあ、僕こっちに入る！！」

ブオン

エントレインメント「カヌさん・・・。」

カヌ「何、大丈夫さ。
俺等にはスキルと仲間がいる」

エントレインメント「そんなベタな事じゃなくて・・・
あの二体の紅神についてです・・・。
何か怪しいから、連絡お願いします。これ、トランシーバーです
どうぞ」

カヌ「いきなり毒舌だな・・・。

おう、何かあったら連絡する。いくぞ！エントレインメント！」

ブオォン

二人が別々の魔方陣へ入った途端
魔方陣は消えてしまった。


カヌ「・・・？！
ここか・・・。バトルフィールドとか言うのは。」

カヌのバトルフィールドは
地面に穴ばかり開いていた。
他にも、何かあるようだが薄暗くて判らなかった。

カヌ「ほーお、結構凝ってるなぁ・・・。」

神雷「おやおや、俺の敵はコイツか。
さあ、始めよう。戦いを。」

カヌ「上等だ。
気体のスキル！アンモニア！」

ブワッ

カヌ「さあ、避けないと気絶級の刺激臭だぜ？
・・・・・・！！いない！」

カヌがアンモニアを放ったら
神雷がいないのだ。

神雷「後ろだ！それっ！」

神雷はカヌの後ろに立って、攻撃をしようとしていた。
だが、カヌはとっさに後ろを向いた。

カヌ「・・・！悪いけど俺、それが目的♪
気体のスキル！酸素大量発生！　爆弾のスキル！」

ドガアアアアン

神雷「ぐあああっ」

カヌは爆発の爆風に乗り、浮いていた。

カヌ「それ！ダイナマイト投下！」

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

神雷「ぐあああああああああ」

ドガッ

神雷はフィールドの壁にぶつかり、倒れた。

カヌ「・・・。意外と早く終わったな。
まさか、これ夢とか幻のスキルとか
そんなのじゃないだろうな。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

カヌ「地震？」

カヌのいる場所辺りから
地面が揺れたのだ。