第28話 決着その② チャインVSライトフォース

チャインVSライトフォースです。
最近出番がないチャイン。ここでしっかり活躍させます。


チャイン   「悪いが・・・・・・・・・・」

チャインは自分の剣に手をかけ、言う。
ん?いつもと剣のデザインが違う・・・?

チャイン   「今回は本気でいかせてもらう!」
ライトフォース「・・・ふ・・・軽口を・・・・・・」

  だっ
二人は同時に駆け出した!
チャインの得物は先ほども言ったとおりいつもとちょっと違う剣。
そしてライトフォースは変わらず、半透明の自分よりも目立ってる光り輝く杖。

チャイン   「はっ!」

チャインは上段から剣を振り下ろす。
間合いのはるか遠くで。

チャイン   「ウィンドカッター!」

びゅごぉぅ!

ウィンドカッター!?
チャインが剣を振るった瞬間、爆発的な風が起き、ライトフォースに襲い掛かる。
風系の呪文の中で最下級のものに分類される術だで、ちいさな空気の刃を生み出し、
相手に打ち出す技なのだが、剣を一閃させただけでそれをやってのけるとは・・・
一体、チャインの持っている剣は何なのだろう・・・?
ライトフォースは数歩たたらを踏んだだけで持ちこたえる。

ライトフォース「く・・・・・・」

当然、ライトフォースは風の刃を受けて、体の至るところに傷を負っていた。

チャイン   「チャオリン、驚いたか?」

チャインは少し照れくさそうに言う。

チャオリン  「な・・・なに?今の・・・?」
チャイン   「どーやら俺、『バールウィン・ナイト』なんだってさ。」

チャオリン
  &     『なにぃぃぃ!!??』
ライトフォース

あたしとライトフォースが思わずあげた声が見事にハモった。
まぁ、『バールウィン』と聞いてライトフォースまでもが声を上げるのは無理もないことである。
バールウィン・ナイトとは、赤の竜神の騎士、スィーフィードナイトが魔王レゾとの闘いのとき、
4つの分身を生み出し、ともに闘ったと言われるその1つが、風の騎士、バールウィンである。
まさかチャインがバールウィンだとは・・・―――――
これは偶然か、それとも運命か――――――
ってことは、チャインが持ってる剣がそのバールウィンが生前使っていた剣なのか・・・

チャイン   「さて、どんどんいくぞ!」

再びチャインはライトフォースへダッシュをかける。

ライトフォース「うぬぼれるな!小僧!!ダークスパーク!!」

ぶぉおぅ!
チャインとライトフォースの周りにのみ『闇』が生まれる。

・・・・・・びしゃあぁあぁぁあぁあん!!!
しばらくすると、予想通り無数の光がチャインを襲う!
・・・・・・こっちからは見えないけど。
『闇』が消えたそのあとには・・・

チャオリン  「!!・・・・・・な・・・・・・・・・・」

『闇』が消えたそのあとには、驚愕の表情を浮かべたライトフォースと、
笑みを浮かべたチャインがたたずんでいた。

ライトフォース「き、貴様!一体なにをした!?」
チャイン   「え~っと・・・チャオリン!風の結界を張るやつってなんて言ったっけ!?」
チャオリン  「・・・え?」

いきなり話をふられて変な声を出すあたし。

チャオリン  「風の結界って、ウィンド・シールドのこと?」
チャイン   「そう!それそれ。」
チャオリン  「そんなことまでできんの!?それ!」
チャイン   「ああ、まーな。」

あの剣・・・そうとうな力を持っているみたい。
まあ、バールウィンの剣だからね。

チャイン   「さて・・・そろそろ終わらすかな。」

下へと続くがよい(核爆)

このページについて
掲載号
週刊チャオ第39号
ページ番号
38 / 40
この作品について
タイトル
チャオ‘ズ・ベンチャー
作者
LOCK
初回掲載
2002年7月10日
最終掲載
週刊チャオ第45号
連載期間
約6ヵ月5日