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「怒り」
メタリア「バカ!こんなんで続けられるわけねーだろ!」
そこへテンガーが、
テンガー「一体スターズバトルに何が起こった?」
すると司会者は追い詰められたように、
司会者「話しましょうか」
と言い、チャオスターズバトルの歴史を語りだした。
今回の大会は第100回目なのです
過去にも英雄達を集め、ある目的のため戦わせました
ある者が、憎き世界を破壊するため、この大会を開きました
そして優勝した最強の者に、邪悪な力を宿らせました
そしてその優勝者がまた大会を開き、優勝者に宿らせる・・・
またその優勝者が次の優勝者に宿らせる・・・
この繰り返しで力は強大になり、世界の破滅も近づいてきました
しかし、このことは誰も知らずにあったのです
そして100回目に力が宿ったとき、世界に破滅がやってきます
私はずっと司会者として働いてきました
しかし、大会を止めればとんでもないことになると・・・
私は恐れたのです。世界の破滅を近づけないようにと・・・
邪悪な力を受け継いだ後継者は、怒りが増すと、とてつもなく・・
とてつもなく強大な力を生み出すのです。
今回も優勝者が出れば・・・世界は滅びます・・・
アイリス「もしかして前回の優勝者って・・・」
司会者「そうです。黒い翼のことです」
全員は大仰天した。
司会者「この大会で死んだものは数知れず」
テンオウ「メタリアが襲われたのも、死者だったのか・・・」
司会者はさらに深刻な顔になった。
司会者「皆さんで、黒い翼を倒すしかないのです」
全員は長い沈黙をした。
イッシュン「まずは試合を続けよう。このことがヤツにばれたら大変だぜ」
レグルス「そうだな・・・」
しかしそのころ黒い翼は・・・
黒い翼「フフフ・・・面白い」
続く