「CHAOS PREVIEW」 part25
オルガ「なんやかんやで25回目。半分だねー」
美咲「クククッ、これで半分が終わったなどという幼稚な考えに浸っているわけではあるまい?オルガよ」
オルガ「どうしたの?」
美咲「今までのものはプロローグに過ぎん……。これからが波乱の始まり、常人の目に捉えることのできなかった崩壊は加速と共に現象と化すことで世界は混乱に陥るのだ」
オルガ「もしもし?」
美咲「だが恐れることはないぞオルガ。確かに崩壊は始まっていたのだ。ただお前が把握できなかっただけでそれは微かだがしかし着実に進行していたのだ」
オルガ「おーい?」
美咲「これもまた『限りなく神に等しい陰謀の闇≪カオス・プロット≫』の思い描いたストーリーなのだ。だが安心するがいい。この私、全てを善へと浄化する旋律、ピアノがそんなもの許しはせん」
オルガ「いや『CHAOS PLOT』はそういう意味じゃないから。あとピアノて……。大丈夫、美咲?」
美咲「私をその名で呼ぶな。それは仮の名前にすぎん。私の真名はピアノ。全てを魅了し聖なる地へと導く者」
オルガ「いやさっきと肩書き違ってるし」
美咲「オルガよ、君の力も貸してほしい」
オルガ「え?はい?」
美咲「君はまだ気付いてはいないだろうが、君もまた『限りなく神に等しい陰謀の闇≪カオス・プロット≫』に等しい力を持っている。――否、違うな。正確に言うのであれば、全く同じ能力だ」
オルガ「そんな変な能力ないね。気付いているいない以前に備わってないって」
美咲「だがその力を振るう方向性が異なればやつらのそれとは異なるとも言えよう。そうすることでやつらに対抗することも凌駕することも可能だ。そこに私の力を使えば世界は正しい方向へと導かれるであろう……」
オルガ「話聞け」
美咲「認められないのもわかる。だがな。こう考えてみたことはあるか?――ではなぜここにいるのか、と」
オルガ「本編に出るから」
美咲「フッ、そのような些細な理由であるはずがなかろう。本編に出る、などというのはあくまで結果にすぎない。そう、つまりこれは運命なのだ。運命が君をここに存在させたのだ」
オルガ「は?」
美咲「運命が君をここへ呼んだのさ。聖なる力を持った者同士が出会うのは必然。聖なる力を持っているからこそここにいるのだ」
オルガ「予告編以上の大ボリュームで送る衝撃の新作『CHAOS PLOT』12月23日公開予定。次回までに美咲のキャラが直ってたらいいね」
美咲「なぜスルーして予告を終わらせるのかっ!?それはこの聖女すらも焦がれる神秘なる奇跡、ピアノに対する侮辱かっ!?」