チャオルの不思議な一日

ここはチャオが住むチャオガーデンいつもチャオたちは、幼稚園で遊んだり勉強したり、チャオガーデンでのんびり過ごしたりしてとても幸せな毎日を送っていました。
チャオガーデンで一番の年上で転生6回ニュートラルの走りのチャオルは、いつもと変わらない毎日に飽き飽きしていた頃でした。
そこにちびっ子チャオ三人集チャップ アナ チャルがやってきました。
そして三人一緒に言いました
「チャオル兄ちゃん一緒に遊ぼうチャオよ」
チャオルは優しい顔で言いました。
「また来たチャオね。ちびっ子たち。いいチャオよどこに行くチャオ?」
三人は考えました。
「う~ん・・・・・・・・・」
するとチャップが言いました。
「チャオ幼稚園に行くチャオ!」
それに続きアナとチャルの二人が言いました
「同感チャオ!」
チャオルがあくびをしながら言いました。
「じゃあ幼稚園に行こうチャオ。」
「イエーイ!」
三人はとっても喜びました。
チャオルがちびっ子三人を連れて、チャオ幼稚園に一緒に行こうとしたそのとき、チャオル以外の全ての物の動きが止まってしまいました。
「これはどういうことチャオ?」
チャオルは突然のことに、驚きを隠せませんでした。
そしてチャオガーデンの隅っこに何かキラキラしたものを見つけました。
すぐにチャオルは何だろうと思い、そのキラキラした物の近くまで行ってみることにしました。
するとそこには、ずっと昔テイルスに一度だけ見せてもらった事のある、ある物がそこにはありました。
「カオスエメラルドチャオ!」
そうそこにはカオスエメラルドがあったのです。
チャオルは、恐る恐るカオスエメラルドを手にとるとカオスエメラルドが光り輝きチャオルを不思議な空間に連れて行きました。
チャオルは気がつくと、今まで見たことの無いのにとても懐かしい
と思いました。
そこには、チャオたちが大勢いて、その奥に遺跡みたいな物が立っていました。
チャオルは、チャオ達のところに走って行きました。
「ねぇねぇ君たちここはどこなんだチャオ?」
チャオ達の中の一人が言いました。
「君に見ない顔チャオね。どこってここはナックルズ族の住んでいる町の外にあるマスターエメラルドの神殿チャオよ。」
「え?!」
チャオルは頭の中で思いました。
「マスターエメラルドの神殿と言えば、大昔にほとんど壊れちゃったはずチャオ。どうしてここに傷一つついていないマスターエメラルドの神殿が残っているチャオか?まさかチャオガーデンにあったカオスエメラルドで間違ってカオスコントロールを起こしてタイムスリップしちゃったチャオか?」
そして今さっき話したチャオがチャオルの顔をうかがいながら、言いました。
「どうしたチャオ?何か具合でも悪いチャオか?」
「別になんでもないチャオ、ところで君の名前はなんていうチャオ?僕の名前はチャオルチャオ」
「僕はアルルチャオ」
チャオルはにっこりして言いました。
「じゃあ僕は行くチャオ。また後でチャオ」
「バイバイチャオル」
そしてチャオルはマスターエメラルドの神殿に向かって走って行きました。
マスターエメラルドの神殿の階段を上っていくとそこには女の子のハリモグラが立っていました。
その女の子は、チャオルに気づきました。
そしてとても優しい顔で言いました。
「君、どこから来たの?私の名前はティカルって言うの君のお名前は?」
「チャ チャオルチャオ」
するとティカルはチャオルを抱き上げて言いました。
「チャオルか~可愛い名前ね。ここはとっても安全だからいつまでもいていいわよ。」
ティカルの腕の中はとっても暖かくこのままずっと抱かれていたいそんな気持ちにチャオルは思いました。
するとマスターエメラルドのよこから。水溜りのような物が出てきました。
そしてティカルが言いました。
「あら、カオスおはよう。あっこの子はチャオルっていうの可愛いでしょ。」
ティカルはチャオルに言いました。
「このカオスはね、チャオの突然変異体なの元は君のように可愛いチャオだったのよ。」
ティカルは、チャオルをおろしてほかのチャオみんなを呼びました。
「みんな!カオスが帰ってきたわよ!」
そしてみんながティカルに駆け寄ってきました。
チャオルはそっとカオスに近づき言いました。
「ねぇねぇカオス僕は違う世界から来たチャオなんだけどどうやったら、元の世界に戻れるチャオか?」
するとカオスはマスターエメラルドの神殿のカオスエメラルドを一つ取りチャオルに渡しました。
そしてカオスはカオスエメラルドに手をあてました。
するとカオスエメラルドは、光り輝きはじめました。
チャオルは気がつくとまたいつものチャオガーデンに戻っていました。
後ろから誰かが言いました。
「早く行こうよチャオル兄ちゃん」
そこにはちびっ子三人が立っていました。
チャオルはうんとうなずき一緒にチャオ幼稚園へと歩いていきました。
ティカルに抱かれたあの時のことを思い出しながら。

終わり。

この作品について
タイトル
チャオルの不思議な一日
作者
浮動小数点(チャオル)
初回掲載
週刊チャオ第228号