第5章 111話~スーシャの正体~

旅を続けるバルダ達・・・。

バルダ「おや・・?看板が。」

カイト「「街 迷 の 先 こ 路 の」なんだあ?」

ヒット「フッフッフ。この俺に任せな。「迷う街の先孤児の街」だ。」
一瞬沈黙が流れる。

カイト「で、意味は?」

ヒット「だからあ・・。街で迷った先は孤児の街があるってことだよ。」

オルフェウス「マグマインフェル・・」
最後の「ノ」を言いかける。

ヒット「わああ!待てよっ!・・・・違うの?」

スーシャ「違う違わないはともかくとして(汗)。答えは「この先迷路の街」だと思う。」

カイト「へえ・・・・すごいね。ロストを倒したっていうチャースみたい。」

スーシャはその話を持ちかけると興奮した。
スーシャ「な・・・・お前、そいつ・・・でいいや。とにかく知ってるのか!?」

カイト「うん。結構知られてるよ。ただ、行方不明で死んだことになってるけど。」

スーシャ:(俺が・・・死んだ!?冗談じゃない!!)

カイト「・・・どうしたの??」

ヒース「あっ!!チャー・・じゃなくてスーシャ!!」

スーシャ「うん?なっ・・・。(ヤバイ!ブラックスだ!!)」

ブラックス「久し振りだな・・・チャース。」

ヒット「へ??チャース?だって此処には・・・」

ブラックス「フン。愚かな。そこに立っている三匹組みがあのロストを倒した中心人物だよ。」

バルダ「え・・・・?」

スーシャ「ばれたか・・。仕方ない。その通り。俺がチャースだ。あと、ヒスイとミントだ。」

ヒット「おいおいおい!!!チャースだか何だかしらねえが!俺たちゃ、いや、少なくとも俺は愚か者じゃねえぞ!!」
そういう自分こそが一番の愚か者だったりもする。

ブラックス「哀れな。自分からそうやって溺れていくきか?おっと、自己紹介がまだだったな。俺はブラックス。そこのいかにも格闘家のようで俺にバカな口聞いた奴。勝負してやろう。」

ヒット「いいぜっ!だがな、泣きを見てもしらねえゼッ!!」

チャース「(どっちが泣きを見るかな・・?)」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第70号
ページ番号
111 / 134
この作品について
タイトル
チャオ・レインズ
作者
リノ(チャル,チャチャ,冬楼閑)
初回掲載
週刊チャオ第35号
最終掲載
週刊チャオ第82号
連載期間
約10ヵ月26日