「さよなら、元気でね。」
僕は君の 手をはなした。
ずっと一緒に 居たかったのに。
でもどれだけ願っても もう叶わない。
笑いあったあの日には もう戻れない。
だけど君は 悲しい顔はしなかった。
また会えると 信じているのだろう。
君はどこに 向かうんだい。
訊いてみたけど 答えはない。
君は小さな 荷物を背負って、
僕からどんどん 離れていく。
君との日々が 走馬灯のようにめぐる。
悲しい顔をしてるのは 僕だ。
きっと君は 幸せに暮らすのだろう。
それが僕にとって せめてもの慰め。
君は大きく 手を振っている。
またどこかで 会えるといいね。
「さよなら、元気でね。」
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あ、はじめまして、ゆげどおしと申します。
不束者ですが、以後よろしくお願いします。