【チャンピオンの座は渡さない!】

どおも。ここからは俺様、マスチャツ様が直々に話し相手をしてやろう。
何?いちいちでてくんな?時間を惜しんできてやっているのだ。

そんな口の聴き方をするでない。

さて、今回の挑戦者はまだいないようだ。
ロッドのチャオ育ても弱い奴ばかり出しな。

お・・・マルカジリに挑んできた奴が居るようだ。
名前は「れーす」らしいな。

「ちゃぅ~」

チャオの泣き声が聞こえてくるぞ。
なんとも下品な泣き声だ。

しかもマルカジリ相手にダメージを少しも与えられぬとは。

情け無いな。
ロッドは何をしているのだ?

久しぶりにレースにでもいってみるとするか。
いや、この俺様のことだ。レースに出れば楽勝だ。

チャオレースエントランスのところまで来た。
なぬ?参加者が多くてレースにでれんとな?
俺様はカラテのチャンピオンだぞ!

というわけでその場を去り、カラテのところに戻ってみる。

お?挑戦者だ。
名は「ゴールデン」というようだな。

全くもっての金色だ。
俺様より安い。

マルカジリは倒したようだ。
なに?分々ノ助もやられただと?

チャクラバ、相手は弱っている、チャンスだ、いけ!
なに?何処かできいたような言葉だって?

気にするな。

チャクラバもやられたか。
しかたあるまい。

チャノキ、いってこい。

・    ・     ・    弱いぞお前ら。

ここは俺様が行くしかないようだな。
勝負だゴールデンとやら。

かはぁ!見事に腹にけりを食らってしまった。
どうやら俺様がチャンピオンの座を降りるときが来るようだ。
さらば、俺様のファンよ!






え?いない?
そんなぁ・・・今までの苦労は何だったのだ・・・・




ふと我に返ってみると、そこはカラテの武道場。
挑戦者が、うずうずして待っている。

よし。俺様は負けない。
とおもいつつ、チャンピオンの座を守っていくのだった。

THE END



なに?俺様がオーロラロッドというチャオに負けたという情報が入っただと?
デマだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・



今度こそ、THE END

この作品について
タイトル
【チャンピオンの座は渡さない!】
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第138号