激闘編　激突！チャックルズ対ルーチャ

秘密基地から、チャニック達を取り逃がしてしまったチャッグマン。
それどころか、秘密基地の守護神としていたゴーレムの制御装置までもが、破壊されてしまいました。
彼は、岩の人形であるゴーレムの生命石を壊し、ことなきをえました。
早速チャークにいるルーチャに通信します。
逃げられたチャニック達を迎撃する為、チャークのコントロールシステムのパスワードをルーチャに教えます。

ルーチャは、早速コンピューターを起動させます。
「ふふん、あ～んなおやじチャオをだまくらかすなんて、わけないちゃお。
　さ～て、お仕事ちゃお。」
チャークのコンピューターのメモリーから、究極の生命開発計画プロジェクトチャドーの極秘ファイルを発見しました。
それに目を通すルーチャ。
………。
「難しい漢字ばっかで、よく解らないちゃお。でも、この写真って、…。」
その写真は、チャドーと銘打たれていましたが、あのチャドーとは違いました。
とりあえずプリントアウトします。
この極秘ファイルに目を通していると、コンピューターはジュエル反応をキャッチします。
近くに、ジュエルを持ったチャックルズが来ているのでしょう。
「ふふ、グッドタイミングちゃお。残りのジュエルもいただきちゃお。」
ルーチャは、コンピュータールームを後にします。
コンピューターの侵入者サーチシステムは、チャーク内部に入り込んだチャニック達の姿もとらえていましたが、ルーチャは気にもとめませんでした。


チャニックとチャイルスとチャミーは、チャークにたどり着いた。
スペースシャトルは、どうしたのだろうか？
まあ、格納庫らしき所に来たんだよ、ってことで。

「それにしても、まんだか寂れたところちゃおねえ。」
チャミーは、見たまんまの感想を述べる。それに対し、チャイルスが説明します。
ここは、５０年前に事故を起こし、閉鎖されたこと。
しかしそれまでは、当時の科学技術の粋を集めて創られたチャオガーデンであり、チャオ研究の施設でもあった。
「でも今は、宇宙に浮かぶ無人の箱船ってわけちゃおね。」

そんな二人の会話を聞きながら、チャニックはチャイルスに言います。
「それよりも、あの兵器をなんとかするちゃお。」
「うん。」
チャイルスは早速、チャルネード改のパソコンをいじくります。
その結果、あの兵器ギャリック砲は外部からは壊せないほど頑丈な為、内部から破壊するしかないことが解りました。

「だったら、これを使うちゃお。」
そう言うとチャイルスは、ジェラルミンケースを開けます。
「これって、カオス系チャオのアレちゃお？」
チャミーはびっくらこきます。
「いんや。ボクがカオス系チャオのアレを研究して創ったニセモノちゃお。
　パワーも純度も本物にはかなわないちゃおけど、同じ波長と特性を持ってるちゃお。
　これなら機械も見分けがつかないちゃお。でも、本物と同じパワーを抽出しようとしたら、耐え切れずに爆発しちゃうちゃお。
　ボクは電圧室を探してなんとかするちゃおから、チャニックは制御室を探してちゃお。」
そう言うとチャニックに偽物を渡します。
「な～る、停電中にこいつをすり替えるちゃおね。あ、そうそう。」
チャニックは、ダークカオス君のチャオのアレをチャイルスに渡します。偽物と間違えるかもしれませんから。

これから始める重要な作戦に、二人は無言でうなずき、歩きだしました。
一人残されるチャミー。
「もお！どしてか弱い乙女チャオをほったらかしにするちゃお～～！！」



(truncated)中編へ続く！
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キャラクター紹介その３
チャイルス
本名は、『スマイルパウダー』

基本は、ニュートラノーマル。
しかし、成体になる際、その進化のマユに、某子狐の毛が１本混入！
その遺伝子情報が取り込まれてしまい、チャオらしからぬ外見に特殊進化！

二本もあるのに、ピクピクとしか動かない小さなしっぽ。
そして、チャオらしからぬ外見に、ガーデンのお友達にからかわれる。
そこへ、「みんなで仲良く遊ぶちゃお～」ってチャニック登場。
以来チャニックにほれ込み、お散歩好きなチャニックの後を追い掛け回すようになる。

あ、もちろん某子狐の遺伝子が組み込まれているんで、大天才チャオです。