チャオ・ガーデン ~僕らが思ってること。

 チャオ・ワールド。
 戦争をするにも兵器はない。 ケンカするにも殴れない。
 木に登るにも枝がない。   遊ぶ物は決まってる。
 ほうきで掃く物も特にない。 テレビ見てても疲れない。
 クラスに行かないと何も出来ない。


 そんな世界の、たった三つのガーデンのたった一つのガーデン。
 チャオ・ガーデン。

 滝をくぐればオモチャオが住んでいて。 
 右へ行けば巨大な建物の中。
 左に行けばタイコが用意されていて。

 そんなトコロで僕達は暮らしている。
 オレンジ色の実を好きなときに食べて、好きなくらい食べたら捨てる。
 そんなの知ってるのは誰もいないんだ。
 だって居るのはチャオだけで、みんな気ままにしてるんだもん。

 たまにちょこっとソニックや、エッグマンが来る。
 ソニックはボクを撫でるとき声が高くなるんだ。ビックリするぐらい。
 テイルスはオレンジの木の実を食べたそうに狙ってるんだ。
 ナックルズは土をかき回して、カボチャの収穫してるんだ。
 シャドウは来ても動物やカオスドライブをくれるだけ。撫でてくれない。
 エッグマンが振るトキは、とても大きな振動が来て痛い。
 ルージュは僕らを弟子みたいにみてるんだ。

 みんなオレンジの実を強制的に食べさせるんだ。
 入らないのに。 投げてもまた食べさせてくるし。
 
 園長先生にボク自信、会ったこと無い。ヒントはボクに関係ないから。
 保健室の先生はとっても不気味。先生が夢に出てくると、いっつも襲われる夢。
 占いの先生、「かーーーーーーっ」のトキの顔が良いんだよね。
 クラスに先生は居るのか知らないけど。
 闇の取引所に居るチャオは、マスクするぐらいなら掃除用具箱を止めた方が良いと思った。

 チャオガーデン内の、一つの部屋で運営できても、中身はそのままだったよね。

 


 雨は降らないこのガーデンで、色々の思いを抱きつつ生きてるんだ。

 ちっぽけなチャオでも。
 いっしょうけんめい。

この作品について
タイトル
チャオ・ガーデン ~僕らが思ってること。
作者
すたぁ(夕麻神流,梨紗☆浩生)
初回掲載
週刊チャオ第113号