あの時のチャオ
アチャ「うーん」
アチャはうなっていた
チャチャ「どうした?」
チャチャは緊張しながらアチャに聞いた。チャチャが緊張したのもむりはなかった。アチャはよく殴るやつだったからだ。
アチャ「ん、チャチャか。いや、ちょっとな。」
アチャは少し動揺しながら答えた。
チャチャ「顔色悪いぞ。大丈夫 か?」
アチャ「ああ。たびに出てみようかとおもってな。」
チャチャ「ええっ!?」
チャチャはつい大声を出してしまった。そして次の瞬間チャチャは殴られた。ゴンッ!
チャチャ「いて~な~おい・・・。まあ俺もその旅につきあってやるよ!」
チャチャは痛そうにしながらも自信たっぷりに言った。するとアチャがびっくりしていたがすぐにOKを出した。そして彼らは旅にでた。そしてしばらく歩くと1匹のチャオがいた。そのチャオは首にスカーフをつけていた。そして顔には傷が付いていた。チャチャはそのチャオに少し見覚えがあった。
チャチャ「あのチャオどこかで 見たことあるような・・・」
アチャ「どうしたチャチャ?」
チャチャ「いや別に・・・。あのチャオどこかで見たことあるような気がするんだ。」
アチャ「気のせいだろ。早く行こうぜ。」
チャチャ「ああ・・・。」
そのチャオはしばらくチャチャのことをみていたがすぐにいなくなってしまった。そしてついにアチャ達は岩山にたどり着いた。
チャチャ「まさかここがお前の来たかったところか?」
チャチャが苦笑いしながら聞く。そしてアチャはしばらくだまっていたがついに口を開いた。
アチャ「ああそうさ。お前を亡き者にするためにここにきたのさ。」
チャチャ「なに!?」
アチャ「俺は昔からお前が憎かった。お前は俺を抹殺しようとしていた!」
アチャは怒鳴った。
チャチャ「何をいっている!おれはおまえを抹殺しようとなどしていない!」
チャチャも負けずにどなった。
アチャ「うるさい!!お前など死んでしまえばいい!!くらえ!」
急に山頂から岩が4つころがってきた。チャチャは3つまではよけられたが。4つ目に当たってしまった。そのころアチャは火口近くまで来ていた。
アチャ「死ね!!チャチャ!!」
そして異常なほどでかい岩がころがってきた。そしてチャチャは岩がぶつかる音とともに目の前が真っ暗になった。そして目の前が真っ暗になるまえになにか大きな悲鳴のような音が聞こえた。どれくらい時間が経ったのだろう。チャチャは目が覚めた。
チャチャ「なんだ?俺は確か岩にぶつかったはずでは・・・。」
そしてまわりを見回すと1つのスカーフ落ちていた。そのときチャチャの頭のなかに記憶がよみがえってきた。
チャチャ「そうだ、あの時のチャオだったのか・・・。」
彼はついにあのスカーフをつけたチャオのことを思い出した。あのチャオは彼のことを以前守っていたことがある。
チャチャ「きっと俺のことを今回も守ってくれたんだな・・・。」
そしてチャチャはあのスカーフを首につけてあのチャオのことを探し続けた。しかし彼はあのチャオのことを見つけることはできなかった。そしてチャチャはひとり孤独に寿命をむかえあの世へ旅立っていった。